経済参謀

個人や私企業らの各々の個人経済系とは、
異なり、 通貨ら等の効果らが、
自己循環する、 国民経済系などの、天下経済系への体系的な認識の構築を通しても、
日本の主権者である、 日本国内らに在るべき、福利らの拡充を成す事に必要な、
情報事項らを提供する

資料ら; 『 短鎖 脂肪酸 』❗ 、 と、 免疫性 、 など

ためしてガッテン

毎週水曜

よる7時30分

NHK

検索

トップ食健康レシピ住・美など番組Q&A問い合わせ

長寿&がん予防で注目! 腸内細菌パワー覚醒術

7月8日(水)午後7時30分〜

朝までぐっすり快眠!夜、トイレに起きないための新秘策(仮)

健康

長寿&がん予防で注目! 腸内細菌パワー覚醒術

2019年11月20日(水)午後7時30分

2019年11月27日(水)午後3時08分

シェアするhelptwitterfacebookline

<今回はコレ!>

長寿にがん予防まで!? 腸内細菌が秘めた可能性

ヨーグルトの真実…正体は「お助けマン」

善玉菌を増やす秘策は「水溶性食物繊維」

現代人は食物繊維不足!善玉菌のエサを毎日の習慣に

スーパーやコンビニにずらりと並ぶ、ヨーグルトや乳酸菌飲料。世間はまさに、腸内細菌ブーム。みなさんも腸に良いことしてますか? 今回ガッテンでは、体に良い作用をもたらす、ある“善玉菌”が多い地域を発見!その最新研究の現場にお邪魔しました。見えてきたのは、とってもすごいパワーを持った“善玉菌”を増やす秘策!あなたのおなかの中にも秘められている「腸内細菌パワー」覚醒術をお伝えしました!!


今回のお役立ち情報

01

長寿にがん予防まで!? 腸内細菌が秘めた可能性


今回注目したのは、京都府北部「京丹後」といわれる地域。古くから健康長寿で知られ、さらに大腸がんの罹患率も低いという特殊な地域。その原因は何なのか、地域の高齢者の体を徹底的に調べる一大プロジェクトが進められています。見えてきた一つの可能性が特別な「腸内細菌」の存在。体内の炎症を抑える良い働きをしてくれる、ある“善玉菌”が多いことがわかってきました。いま大注目のすごいパワーを秘めた善玉菌、どうやったら増やせるの?





02

ヨーグルトの真実…正体は「お助けマン」


腸にいいといえばヨーグルト。ですがヨーグルトに含まれる菌に関して、興味深い研究があります。ヨーグルトを食べている間は、ヨーグルト由来の菌がおなかの中にいますが、食べるのをやめると、いずれおなかの中からいなくなってしまうんです。実はヨーグルトの菌は「通過菌」と呼ばれ、もともとおなかの中にいる「常在菌」とは違う性質・働きを持っています。ヨーグルトの菌は腸の中には住み着かず、最終的には出て行ってしまいます。でもご安心を!彼らが働くのは腸の中を通過するとき。良い物質を出して常在菌を助けてくれていました。ヨーグルトは、食べ続けることが大切なんです。



03

善玉菌を増やす秘策は「水溶性食物繊維」


体に良い“善玉菌”を増やすには、常在菌を増やしてあげることがポイント。その方法は、ずばり「水溶性食物繊維」を摂取すること!実は水溶性食物繊維は、特定の善玉菌のエサになってくれていたんです。京丹後のみなさんの食生活アンケートでは、やはり水溶性食物繊維を多く含む食品を多くとっていることが明らかに。

実は日本人の食物繊維の平均摂取量は14.6g。国が定める目標値は21g(成人男性)と18g(成人女性)で、5gほど足りていません。一日にプラス5gの食物繊維、そのうち1.5gの水溶性食物繊維をとることを意識してみてください。


<水溶性食物繊維を多く含む食品>

☆海藻 ☆大麦など全粒穀物 ☆根菜類 ☆豆類 ☆イモ類 ☆キノコ類


<水溶性食物繊維を1.5g摂取するのに必要な食材例>参考:日本食品標準成分表(文部科学省)


ヒジキ(乾燥重量)…6.7g

ワカメ(乾燥重量)…25g

納豆…4分の3パック  ※1パック=50g

大麦ごはん…茶碗2杯  ※1杯=150g

サツマイモ…4分の1本(およそ90g) ※1本=360g など



04

現代人は食物繊維不足!善玉菌のエサを毎日の習慣に


番組でご紹介した、水溶性食物繊維をとるコツは2つ。


お味噌汁を具だくさんに!(水溶性食物繊維を多く含む食材を加えて)

ヨーグルト+フルーツ

一度にたくさんとるよりも、毎日の習慣として、おなかの中の菌にエサをあげるように食物繊維をとることがオススメです。





太陽化学株式会社 TAIYO KAGAKU

検索する

メニュー

食と健康Lab

食と健康Lab

食と健康Lab

メニュー

健康を支える研究と技術

健康を支える研究と技術

腸の健康と短鎖脂肪酸の関係性~短鎖脂肪酸を増やす水溶性食物繊維~

腸の健康と短鎖脂肪酸の関係性~短鎖脂肪酸を増やす水溶性食物繊維~

「短鎖脂肪酸」は最近の研究で、腸内環境、便通、過敏性腸症候群など優れた効用をもたらすことが分かってきました。その「短鎖脂肪酸」と食物繊維との関係についてご紹介してまいります。

短鎖脂肪酸とは

短鎖脂肪酸とは、腸内細菌が作る、酪酸、プロピオン酸、酢酸などの有機酸のことです。特に酪酸は腸上皮細胞の最も重要なエネルギー源であり、抗炎症作用など優れた生理効果を発揮します。

これらは有用性が高いのものの、その臭い、味、吸収性などから食べたり飲んだりして摂ることが困難です。

その代わり、もともと体内にいる腸内細菌に短鎖脂肪酸を作らせる(発酵させる)ことが有効であり、そのエネルギー源として主に「水溶性食物繊維」などの「腸内細菌のエサとなる物質」が必要となります。

短鎖脂肪酸を活用する仕組み

短鎖脂肪酸を活用する仕組み

炎症性サイトカイン:腸障害(過敏性腸炎等)などの炎症を引き起こす生理活性物質。

β-グルクロニダーゼ:発ガン物質の前駆体であるβ-グルクロニドに作用してガンを誘発する酵素。

短鎖脂肪酸の産生に、最も有効な「水溶性食物繊維」は?

「水溶性食物繊維」として国内で利用されている主なものを比較すると、グアーガム酵素分解物は短鎖脂肪酸の中でも特に有用な酪酸の産生量が最も多いことがわかります。

短鎖脂肪酸の産生に、最も有効な「水溶性食物繊維」は?

なぜ、グアーガム酵素分解物は酪酸産生能が高いのかの理由は色々な説がありますが、グアーガム酵素分解物は腸内発酵によりほぼ100%分解されるため、酪酸の産生量も多くなり生理効果の発揮につながると考えられます。

これからの食物繊維の考え方

これまで便通改善など腸内環境改善効果中心に注目を集めてきた食物繊維ですが、今回ご紹介したように、これからは「短鎖脂肪酸」をキーワードにした新しい食物繊維の生理効果を活かした商品開発が期待できるのではないでしょうか。

これからの食物繊維の考え方

従来食物繊維は栄養学上エネルギーにならないと考えられ、0kcalとされてきましたが、その後の研究により、大腸内で発酵分解を受けるものがあることが明らかになりました。現在では、食物繊維の種類によって「0kcal」「1kcal」「2kcal」と3種類あります。カロリーの多い食物繊維ほど、大腸の中で発酵しやすく、短鎖脂肪酸が多く産生すると考えられています。

食物繊維の種類 発酵分解率 エネルギー換算係数

グアーガム酵素分解物、イヌリン、ペクチン 等 75%以上 2kcal/g

難消化性デキストリン、アラビアガム 等 25%以上以上75%未満 1kcal/g

ポリデキストロース、寒天、サイリウム種皮 等 25%未満 0kcal/g

(2018年5月)


日本人はBMI25以上が肥満


肥満の程度は、身長と体重から計算するBMI(体格指数)でわかります。〔BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)〕日本人の場合、BMIが25以上を肥満と判定します。たとえば、身長170cmの場合は体重72.25kg以上だと肥満となります。

若い頃と同じだけ食べていると肥満の原因に


基礎代謝量

肥満の原因としてもっとも一般的なのは、食事から摂取するエネルギー量が、消費するエネルギー量を上回るためです。消費されずに余ったエネルギーは、脂肪としてたまっていきます。当然、食べ過ぎや運動不足といった生活習慣が肥満の原因となります。


ところが、食べ過ぎているという意識がなくても、太っていくことは少なくありません。実は、中年期以降で、運動する習慣が特にない人では、若い頃と同じ量の食事をとっていると、どうしても太りやすくなります。その理由は、基礎代謝量の低下です。基礎代謝量とは、呼吸や消化など、生命維持のために消費されるエネルギー量のことで、何もせずにじっとしていても消費されています。若い頃は基礎代謝量が高く食事でとったエネルギーが消費されやすいため、適正なエネルギー量の食事であれば通常は太りません。


ところが、基礎代謝量は年齢とともに徐々に低下していくため、若い頃と同程度のエネルギー量の食事のままでは「食べ過ぎ」になります。そのため中年期以降は食事量を減らすか、運動量を増やして多くのエネルギーを消費しなければ、太ってしまいます。

ストレスや不規則な生活も原因に


そのほか原因となる生活習慣

日常生活でストレスや心配事が多いと、交感神経の働きが活発な状態が続きます。すると、食べ物の代謝にも影響が出て、摂取したエネルギーが脂肪として蓄えられやすくなります。また、ストレスからやけ食いをしてしまうことも、肥満の一因となります。


不規則な生活を続けていると、適切な時間に食事をとれないことで食べ物の代謝に影響したり、夜食をとるなど食事回数が多くなって摂取エネルギーが増えすぎたりして、太りやすくなります。また、寝不足あるいは寝すぎていると、食欲を抑えるレプチンという物質の分泌が減り、反対に食欲を増すグレリンという物質の分泌が減るため、食べ過ぎによる肥満につながりやすいと考えられています。

肥満を放置すると

食欲を抑える「レプチン」が効かなくなることが


脂肪細胞

レプチンが効きにくくなる

「少し太ってきたかな」という状態をそのままにしておくと、さらに太ってなかなかやせられなくなることがあります。その場合、肥満の悪循環に陥っている可能性があります。


太ってくると、下腹部やおしり、太ももなどに脂肪がつきやすくなりますが、これは脂肪細胞が集まった脂肪組織が多くあるためです。食事から摂取したエネルギーの一部は脂肪に形を変え、貯蔵用のエネルギーとして脂肪細胞の中に蓄えられます。脂肪細胞は、体の機能を整えるさまざまなホルモンなどを放出しています。その1つであるレプチンは、体内の脂肪の量を一定に保つ働きをしています。レプチンが脳に働きかけて食欲を抑え、体内の脂肪をエネルギーとして消費しやすくしているのです。


しかし、脂肪細胞の中に脂肪がたまりすぎると、レプチンが効きにくくなってしまうことがあります。すると、食欲を抑えられずに食べ過ぎてしまい、脂肪の消費も滞るため、まずます太ってしまうのです。また、もともとレプチンが効きにくい体質の人がいることもわかっています。


肥満の人は「ある種類の腸内細菌」が少ない


腸内細菌と短鎖脂肪酸

フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ

人の腸内にはおよそ100兆個の細菌がすんでいて、人によってその種類や、それぞれの割合が異なります。腸内細菌は食べたものを腸で分解する働きをしているのですが、腸内細菌によってつくられる「短鎖脂肪酸」は、腸からGLP-1などさまざまなホルモンの分泌を促進し、胃腸の動きをゆるやかにします。食べたものが胃腸をゆっくり通過すると、満腹感を得やすくなって食事量が減り、肥満が抑制されると考えられています。この短鎖脂肪酸をつくる腸内細菌が、肥満の人では、肥満でない人と比較して少ないとされています。


腸内細菌の種類を調べた結果

実際に日本人で肥満の人とやせている人、10人ずつの腸内細菌を検査したところ、短鎖脂肪酸をつくる腸内細菌の1つ・フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィの割合が、やせている人の平均5.9%に対して、肥満の人は3.9%と少ないという結果が報告されています。

腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸を増やす「食物繊維」や「多糖」


食物繊維多糖

ただし、肥満の人でも、腸内細菌に短鎖脂肪酸を多くつくらせることが可能です。

その方法の1つが、食物繊維を多く摂取することです。食物繊維は、腸内細菌によって短鎖脂肪酸につくり変えられるためです。食物繊維は、根菜類、豆類、きのこ類、海藻類などに多く含まれています。また、最近の研究では、イモ類や寒天などに含まれる多糖という物質の一種が、腸内細菌によって、より短鎖脂肪酸につくり変えられやすいことがわかってきました。


詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2019年1月号に詳しく掲載されています。


短鎖脂肪酸の生理活性

坂田隆, 市川宏文 - Journal of Japan Oil Chemists' Society, 1997 - jlc.jst.go.jp

大腸内細菌は酢酸, プロピオン酸, 酪酸のような短鎖脂肪酸をつくる. 大腸内での短鎖脂肪酸生産の主要な制御要因は基質の種類と流入速度, 大腸内での内容物の滞留速度である. 短鎖脂肪酸は大腸上皮細胞の主要エネルギー源であるとともに, 全身のエネルギー収支に貢献する。


今、気になる健康用語

短鎖脂肪酸

 脂肪酸とは、油脂を構成する成分のひとつで、数個から数十個の炭素が鎖のように繋がった構造をしています。そのうち炭素の数が6個以下のものが短鎖脂肪酸と呼ばれ、酢酸、プロピオン酸、酪酸などが含まれます。短鎖脂肪酸は、ヒトの大腸において、消化されにくい食物繊維やオリゴ糖を腸内細菌が発酵することにより生成されます。生成された短鎖脂肪酸の大部分は大腸粘膜組織から吸収され、上皮細胞の増殖や粘液の分泌、水やミネラルの吸収のためのエネルギー源として利用されます。また、一部は血流に乗って全身に運ばれ、肝臓や筋肉、腎臓などの組織でエネルギー源や脂肪を合成する材料として利用されます。その他にも短鎖脂肪酸には、腸内を弱酸性の環境にすることで有害な菌の増殖を抑制する、大腸の粘膜を刺激して蠕動運動を促進する、ヒトの免疫反応を制御する、などさまざまな機能があることが知られています。

“短鎖脂肪酸”の関心度

「短鎖脂肪酸」の関心度を過去90日間のページビューを元に集計しています。


3か月前 今日

関連リンク

腸内常在菌

食物繊維

ガラクトオリゴ糖

整腸作用

免疫

健康用語関心度ランキング

1位 コルチゾール

2位 抗原・抗体

3位 短鎖脂肪酸

4位 NK細胞

5位 プロバイオティクス

6位 プレバイオティクス

7位 ブリストル便性状スケール(BSスコア)

8位 グラム陽性(陰性)菌

9位 マクロファージ

10位 糖代謝異常

"短鎖脂肪酸"に関するページ一覧


新生児集中治療室で保育された早産児における腸内細菌叢の形成の遅れを確認 ~早産児の疾病リスクの低減へ期待~

新生児集中治療室で保育された早産児における腸内細菌叢の形成の遅れを確認 ~早産児の疾病リスクの低減へ期待~


フソバクテリウム バリウム

1933年にエーガスとギャニオンがヒト糞便からバクテロイデス バリウスを発見しました。その後、さまざまな名称がこの菌に適用され、1969年ムーアとホールドマンによりフソバクテリウム バリウムと命名されて現在に至ります。この菌は、菌体の大きさが0.3~0.7×0.2~2.0マイクロメートルの嫌気性紡錘...

Facebook Twitter

Copyright © Yakult Honsha Co.,Ltd. All Rights Reserved. Produced by Yakult Honsha Co.,Ltd.



プレバイオティクスから大腸で産生される短鎖脂肪酸の生理効果

原博 - 腸内細菌学雑誌, 2002 - jstage.jst.go.jp

抄録 短鎖脂肪酸は, 大腸で作られる, 食物繊維や難消化性オリゴ糖からの発酵産物である. この発酵を行うのは, 腸内細菌叢と言われる大腸内に常在する膨大な数の微生物である. 産生された短鎖脂肪酸は, 大腸で容易に吸収され, 肝臓や筋肉で代謝されてエネルギー源となる 。