経済参謀

個人や私企業らの各々の個人経済系とは、
異なり、 通貨ら等の効果らが、
自己循環する、 国民経済系などの、天下経済系への体系的な認識の構築を通しても、
日本の主権者である、 日本国内らに在るべき、福利らの拡充を成す事に必要な、
情報事項らを提供する

 書きかけ  ;  吉田医師ら❗  ;  糖質 制限❗   ;   主権者: 世主 セス 、ら❗ ; 解放を急ぐべき、 シナによる、 桜木琢磨市議らへの実質での拉致事件ら❗

吉田尚弘  よしだ・ひさひろ   医師  ❗ ;

 

     神戸市垂水区 名谷病院 内科勤務。

  1987年 産業医科大学卒業、

  熊本大学産婦人科に入局、

  産婦人科専門医取得後、

  基礎医学の研究に転身。

 

    京都大学  医学研究科  助手、

   岐阜大学  医学研究科  助教授後、2004年より、

   理化学研究所   RCAI  チームリーダー

  として、

  疾患モデルマウスの開発と解析に取り組む。

 

   その成果としての、

  <   アトピー性皮膚炎モデル、への、

  原因な、 遺伝子の解明   > 、 は、

   有名 ❗ 。

 

    その傍   カタワ  、 らで、   2012年より、

   生活習慣病と糖質制限について、 

  興味を持ち、

   実践記をブログ  ;

  「   低糖質ダイエットは、 危険なのか?、

  中年おやじドクターの実践検証結果報告  」、 

  を公開、

  ドクター・カルピンチョの名前で知られる。

   2016年4月より、 内科臨床医 ❗ 。

 

    糖質制限するなら、知っておきたい、

  糖質の話; ブドウ糖と砂糖は、何が違う?

    2018.  1.26;

 

   単糖類 (   ブドウ糖 、・果糖、

  ・ガラクトース   ) 、  と、

   二糖類  (   麦芽糖 、 ・砂糖 、

  ・乳糖  、 など   ) 、  との違いは? ;

  (  depositphotos.com  )。

 

 一般的に、  人間が、

  エネルギーに転換し得る、  炭水化物

   ≒      『  (  C  ➕  H  )  、ら  』       、を  、

   「  糖質  」 、  と、 呼びます。

 

    糖質の中で、 一番に小さな基本単位が、

  「  単糖  」 、  で、  「  ブドウ糖  」

  ≒    『  C6    ➕     H12    ➕     O6  』    、

  「  果糖  」 、「  ガラクトース  」 、

   が、 あります。

    それらが、  2つ繋がったものが、

  「  二糖類  」 、  で、

  「  砂糖  」 、 「  麦芽糖  」 、

  「  乳糖  」 、   などです。

 

 これらには、  確実に、

  「  甘味  」 、 があります。

  しかし、  単糖が、  沢山が連なると、 

  甘みを感じにくくなります。

 

   それが、  「  でんぷん  」 、  などの、

  「  多糖類  」 、 です。

 

    今回は、「甘みのある糖質」について、

  それぞれ説明してみます。

 

    ☆     生命の基本のエネルギーへの、

  出所になる、  「  ブドウ糖  」 、は、

  「  糖新生  」、で、 十分に間に合う❗ ;

 

 「   ブドウ糖  (  グルコース   」 、 は、

   人間を含む、 色々な生物らの、

  血潮、や、体液の中に含まれている、

  『  単糖  』 、 です。

 

    人間でも、  ニホンザルでも、

  オオカミでも、ヤマネコでも、ヤギでも、

  ウシでも、  つまり、  

  「  雑食  」 、 でも、

  「  肉食  」 、 でも、  「  草食  」 、 でも、

  食べ物に関係なく、

  活動的な、 哺乳類の平常時の、

  血潮の中の、  ブドウ糖の値

  (  血糖値  ) 、  は、

   100   mg  /  dl    、 前後に、

   保たれています。

 

    生命の維持に、 とても重要な物質で、

  実際に、  脳は、  ブドウ糖を好みますし、

   赤血球は、  

 【    自らな、  単細胞、の内に、

   ミトコンドリア 、と、 核 、とを、

   欠いており   】  、

  『  ブドウ糖  』 、 でしか、

  エネルギーを得られません。

 

 糖質を摂取しない、  

  「  肉食動物  」 、  でも、

  血糖値が一定に保たれているのは、

  なぜか?。

 

    それは、  タンパク質への構成材な、

  『  アミノ酸  』 、  を原料に、

  『  脂質  』 、 を、  エネルギーにして、

   肝臓 、 などで、

 『  ブドウ糖  』 、 を合成しているからです。

 

   これを、  「  糖  新生  」 、  と呼び、

  私たちな、人間の体内でも、

  常に、 起こっている現象です。

 

     ですから、

  糖新生の能力が、 正常な人であれば、

  糖質を摂らなくても、 死にはしません。

 

 このことから、

  「  糖質を摂らないと、  低血糖で、

  脳が機能しなくなる❗、 

    砂糖をなめろ❗、  米を食え❗  」、

  と、 叫ぶ人たちが、  いかに、

  非科学的な考えかが、よく、わかります。

 

 また、  「   糖質を制限して、

  糖新生をすると、  筋肉が、

  『  ブドウ糖  』、に、 換えられて、

  痩せ細り、  サルコペニアになるから、

  危険だ❗  」 、   と、

  叫ぶ人たちもいますが、   その理屈だと、

   肉しか食べない、 ヤマネコや、

  オオカミ、  などの、  肉食獣も、

  みんなが、  サルコペニアに罹る、

  ことになるので、

   これもまた、 変な話です。

 

  ☆    なぜ、 「  糖質  制限  」 、 が、

  有効なのか? ;

 

 もちろん、 経済性、や、 

  エネルギー効率を考えると、

  「   生活習慣病を起こさない程度の、

  糖質への摂取  」 、  には、

  メリットも、あります。

 

   また、  糖質への摂取だけで生きてきた、

  「  糖質  エンジン  」 、 しか、

  まともに回せない人に、  いきなりの、

  厳しい、  「  糖質  制限  」 、は、

 向いていません。

 

   高  ~  中脂質  、

  ・中  ~   高タンパク質  、

  ・低糖質の、  「  山田式  」 、 ぐらいの、

  糖質への摂取量が、

  万人の落としどころだ、  と、思います。

 

 ブドウ糖は、   自然界では、

  単独で存在することが、 少なく、

  ブドウ 、  などの、    一部の果物に、

  果糖 、 などと混在しています。

 

    ブドウ糖のそのものの甘みは、

  砂糖に比べれば、 控えめです。

 

    植物の組織内で、  ブドウ糖が、

  2つで繋がったものが、

  麦類の新芽に多く含まれる、

  「  麦芽糖   (  マルトース   」 、  であり、

   水あめの甘みへの因子です。

  これも、 マイルドな甘みです。

 

 ブドウ糖が、 沢山で繋がったものが、

  穀物に多く含まれる、

  「   でんぷん  (  スターチ   」、 や、

  「  セルロース  」 、  で、

  動物は、   『  ブドウ糖  』、 を繋げて、

  『  グリコーゲン  』 、  という形で、

   肝臓や筋肉に、 保存しています。

 

 このように、   『  ブドウ糖  』、  は、

  体にとって、  大事な糖であり、

  甘みも強くないので、

  沢山を食べても、よさげに見えます。

 

 しかし、   人を含む哺乳類員ら、が、

  ブドウ糖を含む、糖質を消化し吸収すると、

  血糖値が上がり、それが上がりすぎると、

   血糖値を下げるために、

   【    わけば、 湧くほどに、  

  その主を太らしめる   】  、

  『  インスリン  』 、 が追加分泌されます。

 

    これを、  1日に、 3食、で、

  朝昼晩、と、 頻繁に繰り返すと、

    そのベータ細胞らから、

   インスリン 、を分泌する、

  膵臓   スイゾウ  、 も疲れるし、

  内臓脂肪が増え、

 メタボリック・シンドローム

   ≒     『  代謝  症候群  』    、

  に、 陥りやすくなります。

 

   だから、  糖質への摂取は、

  控えめにしましょう、   というのが、

  糖質制限です。

 

    果糖  (  フルクトース  )     、  は、

  精液 、 などの、  一部の組織では、

  一定量が含まれますが、  血液内には、

   基本的に、存在しない、 単糖です。

 

    花の蜜や果物に含まれていて、

  とても、甘みが強い糖です。

 

   その甘さに魅了された、昆虫や動物が、

  受粉や種の拡散に、

   協力させられるわけです。

 

 人を含む哺乳類員ら、が、

  果糖を摂取すると、   一部は、 すぐに、

  『  中性  脂肪  』  、 に変換されて、

  体脂肪になるので、   野生の動物が、

   冬に備えて、  秋の果実で、

  体脂肪を増やすのは、

   理に適っています。

 

   つまり、  野生の動物らにとって、

   果糖の豊富な秋の果物は、

    良い食べ物です。

 

 果糖の半分は、 肝臓で処理されて、

  『  ブドウ糖  』、 に変換されます。

 

    食べて、少しして、 血糖値が上がり、

   『  インスリン  』、も追加分泌されます

   (   個人差、が、 あります  )  。

 

    ブドウ糖に比べれば、 

  血糖値の上昇する程度が、  軽いので、

   糖尿病な患者向けの甘味として、

  推奨されていた時期もありましたが、

   強い甘み、への、 中毒性、と、

  肝機能への悪影響は、

   エタノール

   ≒     酒精     、    アルコール

  ≒     『  C2  H5  OH  』    、  

 に似た部分があり、  少なくとも、

   過剰な摂取は、 控えるべき、

   との、 意見が増えています。

 

   ☆  「  スイーツだけは、やめられません  」 、  は、  ドーパミン 、による快感 ❗ ;

 

 ブドウ糖と果糖とが繋がった、

   『  二糖  』、が、   

  「  砂糖  (  スクロース   」 、  です。

 

   清涼飲料水に使われるコーンシロップは、

   果糖が、  55  ~  75  %  、で、

   残りが、  ブドウ糖  。

 

   どちらも、  果糖が強い甘みを持ち、

   摂取すると、 

 『  ブドウ糖  』、が、血糖値をすぐに上げ、

  インスリンも、 多量に追加分泌され、

   体脂肪を増やす、 食べ物です。

 

    WHO  (  世界  保健  機構  ) 、も、

  肥満への元凶として注目し、

  砂糖とコーンシロップを合わせた、

  1日での摂取量を、

  「   25  g  、 以下にすべき   」 、 だ、

   と、 しています。

 

 果糖の強烈な甘みは、

   中脳の腹側被蓋野から側坐核に繋がる、

   「  A10  神経  」 、   と呼ばれる、

  神経、な、 細胞 、  を刺激して、

  『  ドーパミン  』、 を放出させる、

   と、 考えられています。

 

    これは、  麻薬への摂取、や、

  性的行動、と、  ギャンブルの時、や、

  オタクな趣味への埋没の時の、

  興奮、 などでも、 同じように放出され、

  快感をもたらします。

 

 

 

 「   ご飯とパンと麺は、 我慢できるけど、

   スイーツだけは、 やめられません  」 、

  と言っている人は、

  「   中脳でほとばしる、

  ドーパミンの快感から離れられません  」 、

  と、 公言している様なものかもしれない、

  事を、 頭の片隅に置いておいて下さい。

 

    赤ちゃんの最高の栄養源である、

  「  乳糖  」 、への成分である、

  「  ガラクトース  」 ;

 

 「  ガラクトース  」 、  は、

   甘みの少ない単糖で、  食品としては、

  甜菜  (  テンサイ  ) 、  や、

   ガムに含まれる以外には、

  ブドウ糖と繋がった、 二糖類、な、

  乳糖として、 乳汁の中に存在します。

 

  『  ガラクトース  』

   ≒     『   脳糖  』         、は、

    プロテオグリカン 、 や、

  ガングリオシド、  などの、

  『  糖  脂質  』、や、 

  『  糖  タンパク質  』、 への構成分として、

   神経系のために、 特に重要です。

 

   このため、 糖質、な、 エネルギーとして、

  だけでなく、  乳汁の中に、  乳糖

  (  ラクトース  ) 、  が、  沢山で、

  含まれている、 と、考えられています。

 

 しかし、  肝臓に到達した、

   『  ガラクトース  』 、 の一部は、

  ブドウ糖に変換される、

   ことも、 知られています。

 

   ☆    日本人の成人が、乳糖を摂取しても、

   血糖値などへの影響は、 少ない❗ ;

 

 上述のように、  「  乳糖

  (  ラクトース   」 、  は、  

   食べ物としては、

  哺乳類の乳汁の中にしか、存在しません

   (   例外的な、植物を除く    )  。

 

     乳児の消化管の、  タンパク質から成る、

   酵素   コウソ  、 な、

   『  ラクターゼ  』 、 で分解されて、

   『  ブドウ糖  』、 と、

  『  ガラクトース  』 、 にされます。

 

 しかし、  日本人の成人の腸は、

   ラクターゼ 、の分泌性が低いので、

   十分には、 分解できません❗ 。

 

    飲みすぎると、 消化不良のままに、

  大腸に向かい、それが、

   下痢を起こします

 

   (    飲み慣れている人らには、

   ラクターゼ 、 の機能を持つ、

  腸内細菌が多くいて、  ある程度までは、

  分解してくれます    )  。

 

     このため、 日本人の成人が、

  『  乳糖  』、 を摂取しても、

  血糖値、 などへの影響性は、少ない、

  と、  推量されます。

 

 ラクターゼを十分に持つ、

   ヨーロッパ系の成人に、

   乳糖の溶液と、ミルクを飲ませて、

  比較した実験では、

   血糖値の上昇は、  どちらも、  中程度

(    果糖以上、 ブドウ糖以下   ) 、 でした。

 

  しかし、  インスリン 、の分泌は、

  後者でのみ、 低く抑えられました❗ 。

 

   その為に、 ミルクの中のほかの成分が、

  インスリン 、の分泌への抑制に関わる、

  と、 考えられています。

 

   これは、  砂糖や、でんぷんを摂取した、

  場合とは、 異なる、  ホルモン動態です。

 

 いずれにせよ、  乳糖の豊富な母乳で、

  育っている赤ちゃんの場合は、

   砂糖水や重湯を飲ませた時に起こりうる、

   不自然に、 急激な血糖値の上昇や、

   多量の、 インスリン、の追加分泌、への、

  心配は、不要だ、  と、考えられます。

 

 ということで、 ブドウ糖、に、 

  果糖、や、 ガラクトース、 な、

  『  単糖類  』 、 と、

  それらの結合した二糖類である、

  麦芽糖、に、 砂糖、や、乳糖 、について、

  説明してみました。

  「   甘い糖類は、 全部が、同じ  」 、だ、

  と、 一括    ヒトクク   りにしないで、

  いただきたい、  と、 思います。





ドクター江部の糖尿病徒然日記 

糖質制限食とスタンス。高雄病院方式と山田悟医師方式。

糖尿病

2022/07/2418:35 1 -

こんばんは。

私自身は、2002年糖尿病発症以来、

焼酎飲んで、肉や魚貝を食べて、卵にチーズに豆腐に野菜・海藻・茸を食べて、

糖質制限チョコ、糖質制限ピザ、糖質制限ケーキ・・・を食べて、

2022年まで、美味しく楽しく、

そしてきっちり長くスーパー糖質制限食を続けてきました。


実に、20年間ですが、私はこの食事がつらくないから、

健康長寿のためにも、今後も末長く糖質制限食を続けようと思います。


しかしながら、人はなかなか弱いものです。

「わかっちゃいるけど、やめられない」人もまた結構おられます。

私の患者さんでも、どうしても糖質がやめられない人もおられます。


私は糖質制限食の先達の医師として、糖尿病患者さんに、

最良の糖尿病食事療法である糖質制限食を説明して、

糖尿病のコントロールの仕方を指導するのがお仕事です。


糖尿病合併症の話もして、

それを防ぐことができるのは糖質制限食だけであることも説明します。

しかし、それを患者さんが受け止めて理解してどう実践するかは、

患者さん自身の仕事であり、私の仕事ではありません。


『馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。』

というイギリスの諺があります。


英語表記では

「You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.」

です。

ですから、私は糖質制限食を患者さんに、決して押しつけることはありません。



もちろん高雄病院の

1)スーパー糖質制限食

2)スタンダード糖質制限食

3)プチ糖質制限食

のなかで、

1)が一番効果があることは明らかですのでそれを薦めます。

しかし患者さんによっては、1)ができない人もいます。

そのようなときは、2)でも3)でもいいです。

糖尿人だと、2)は一日一回、食後高血糖を生じ、

3)は一日二回食後高血糖を生じるのでなんといっても、1)がお奨めです。


もっとも、糖質制限食は、やらないよりやった方が、例えどのタイプであれ、

糖尿病学会推奨のカロリー制限食(高糖質食)よりは、はるかにましなのです。

私は、ぬるいかもしれませんが、そういうスタンスの医師です。


また、話のしやすい対等感覚の医師もいれば、

残念ながら上から目線の相談しにくい医師もいるのが現実です。

まあ、このブログへのコメント・質問も糖質制限食に関することなら、

初歩的なことも含めて大丈夫、OKです。

反復して似たような質問があっても、

またそれがブログ読者の皆さんの復習になるし新たな勉強にもなります。

糖質制限食に関する知識をインターネットで世界中で共有できて・・・。

それが、私の貢献感にもなりますので・・・


さて、今、日本で実践されている糖質制限食には


A)高雄病院のスーパー糖質制限食(1回の食事の糖質量20g以下)

B)山田悟医師の緩い糖質制限食(1回の食事の糖質量20~40g)


などがあり、1回の糖質摂取量設定に違いがあります。


それでは、各糖質制限食のスタンスはどう違うのでしょうか?

まず、A)B)について検討してみます。



1)継続し易さと普及に関する配慮


継続し易さ、普及という面からは、普通に考えてB)が楽です。


A)スーパー-糖質制限食はつらくない人は継続できます。

また「スタンダード」「プチ」といったラインナップも設定されていて、

最近は「緩やかな」という選択肢もあるので、

継続し易さと普及ということも考慮しているわけです。

緩やかなというのは、山田流と一緒の糖質量です。




2)食後高血糖改善効果


食後高血糖改善効果はA)が高いです。

B)はかなり劣ります。

A)は、臨床的に合併症予防ができるレベル、

食後1時間血糖値180mg/dl未満、食後2時間血糖値140mg/dl未満達成を目指していて、ほとんどの場合それが可能です。


B)は食後1時間血糖値180mg/dl未満、食後2時間血糖値140mg/dl未満を達成することは、

困難な糖尿人が多いと思いますが、従来の糖尿病食(高糖質食)よりはましです。


3)追加分泌インスリン

A)は耐糖能正常型の人の場合でもインスリン追加分泌は2~3倍レベルですみます。

B)は耐糖能正常型なら、追加分泌インスリンは10倍~20倍レベルでます。

インスリンは人体に絶対必要であり、基礎分泌インスリンがなければヒトは死にます。

しかし、インスリンには発ガンリスクやアルツハイマー病発症のリスクがあるので、

少量ですむにこしたことはないのです。


従って、B)の場合は、野放しの高糖質食に比べればましですが、

インスリン過剰のリスクがあるていどあることになります。

A)の場合は、人類700万年間の狩猟・採集時代に、野生の果物、ナッツ類、根茎類を食べたレベルと同程度の追加分泌インスリンなので許容範囲と思います。



4)問題点


B)は、インスリン分泌が多いこと以外にも、食後高血糖と平均血糖変動幅増大という酸化ストレスリスクに関しては、

効果が弱いので問題と言えます。



5)考察


A)の場合、殆どの糖尿人において、合併症予防という観点からは、

問題ないと思われます。


体重減少効果も同様であり、「継続し易さ」「普及」「治療効果」において

バランスのとれた食事療法と言えます。


B)は、「継続し易さ」「普及」は優れていますが、

肝腎の治療効果が劣ることと、

食後高血糖と平均血糖変動幅増大という問題点を抱えています。



結論として、自画自賛になりますが、高雄病院のスーパー糖質制限食がバランスがいいのかなと思います。(^^) 


一方、山田悟医師の緩い糖質制限食も、役割分担という視点に立てば、

対立するというよりも、一人一人の嗜好やニーズに応じて、相補的なものと思います。


A)B)ともに、日本糖尿病学会推奨の従来の糖尿病食(高糖質食)に比べれば治療効果ははるかに高いのですから。