経済参謀

個人や私企業らの各々の個人経済系とは、
異なり、 通貨ら等の効果らが、
自己循環する、 国民経済系などの、天下経済系への体系的な認識の構築を通しても、
日本の主権者である、 日本国内らに在るべき、福利らの拡充を成す事に必要な、
情報事項らを提供する

日本医学 ; 和方❗ ; 三石分子栄養学➕藤川院長系; 代謝医学❗; 腸内細菌たち、と、その鞭毛らを抑える、タンパク質❗ 。 解放を急ぐべき、 シナによる、 桜木琢磨市議ら 実質 拉致事件ら❗。 報道されない ❗ 事からも、後押しを得て来てある、 日本人の数千人以上を、すでに、監禁中な、シナ❗

☆ 腸 ハラワタ 、 の、 細菌ら、

と、 その鞭毛の動き得ようら、

を、 抑えて、 あり得る、

免疫反応ら、を、 未然に差し止めもする、

タンパク質❗ ;


☆ 日本医学 ; 和方 ❗ ;

三石分子栄養学➕藤川院長系; 代謝医学❗ ;


☆ 代謝員らの合体性の度合い、

による、 代謝ら、の、あり得る度合い ;


タンパク質な、 酵素 コウソ 、

と、

補酵素 ホコウソ 、 な、

ビタミン 、か、

補因子 、な、 ミネラル 、

とは、

文字通りに、 『 合体 』、をする、

事により、

『 代謝 』、 な、 働きを成し合う、

代謝員ら、 であり、

この代謝員らの合体性の度合い、

が、 一定以下である場合らにおいては、

どの、代謝、も、成されない❗ 。


人によって、

代謝員らごとの、合体性の度合い、

が、 異なる、 だけでなく、

同じ一人のヒトにおいても、

その、 代謝員らごとに、

合体性の、 能く、成され得る、

あり得る、度合いは、

異なり得る❗ 。


この、 三石分子栄養学➕藤川院長系 、

で、 言う所の、


代謝員ら、ごとの、

代謝を成す上で、 必要な、

合体性 、での、 あり得る、 度合い、

らの系でもある、

『 確率的 親和力 』、

らにおける、 不足性、らを、

より、 埋め余し得るような、

度合い、ら以上の、 度合い、らで、

必ず、 その一方に、

タンパク質、らを、 含む、

あるべき、 代謝員ら、 への、

飲み食いなどによる摂取ら、

を、 成し付ける、

事が、

人々が、 その命と健康性とを、

より、 確かに、 より、 能く、

成し得てゆく上で、

他の何よりも、

圧倒的に、 重要な事であり、

これの度合いを、 欠けば、欠く程に、

人々の命や健康性を、

より、よく、成すべき、

運動ら、や、 薬らに、

手術ら、などの、

あり得る、 効果らの度合いらは、

より、 小さくなり、

それが、 一定度合い以上に、

欠けてしまうと、

何をしても、 助からない、

状態に、 誰もが、成る❗ 。

どんな健康法も、 どんな治療も、

どんな薬も、 どんな手術も、

どんな運動も、

代謝員らごとの、

『 確率的 親和力 』、 らでの、

あり得る、 不足性ら、を、

埋め余し得る以上の、 度合いらでの、

あるべき、 代謝員ら、への、

飲み食いなどによる、 摂取ら、の、

質としての度合い、や、

量としての度合い、 を、

欠けば、 欠く程に、

より、 その人々の命や健康性を、

能く、成さしめる、 その、 あり得る、

効果らの度合いら、を、

より、 小さくされ、

それが、一定度合い以上に成れば、

誰もが、 必ず、 死に至る、

のであり、


癌 ガン 、などを、

我が身に成しても、

完治する人々が、成る、一方で、

再発させる人々が、 成る、のも、

この、 あるべき、度合いら

≒ つまり、

『 確率的 親和力 』、 らの、

あり得る、 不足性 、らを、

より、 埋め余し得る、 度合いら 、

での、

あるべき、代謝員ら、への、

飲み食いなどによる摂取ら、について、

より、 有り余らしめる、 のと、

より、 欠かしめる、 のと、の、

互いへの、 違いよう、 らに、

決定的な、 要因性ら、がある❗ 。



☆ 百兆個以上❗ ;

「 おなかの中の花畑 」、 は、

我らを支えるパートナー ;

2019/ 9/18 ; 現代ビジネス ;


好評シリーズ ; 「 WPI

世界トップレベル研究拠点 」 ;

潜入記 第3回❗ ;


WPI ; ( 世界トップレベル

研究拠点プログラム ) 、 は、

異なる研究分野間、言語と文化の、

垣根を超えて、 世界の英知が結集する、

世界に開かれた国際研究拠点を、

日本につくることを目指して、

2千7年に、 文部科学省が策定した、

研究拠点への形成事業で、

2千19年の現在にては、 全国に、

13の研究拠点が、発足しています。


今回の舞台は、 大阪大学の、

免疫学フロンティア研究センター ;

( 以下、 IFReC ) 。


拠点長の竹田潔教授に、

みんなが、 気になる、

「 おなか 」、 の話を聞きました❗ ;


「 内なる外 」、 と呼ばれる、

不思議な臓器 ;


「 内なる外 」、 と呼ばれる場所が、

我々の体の中にあるらしい。

「 消化管 」、 である。

消化管とは、 口から、 食道、胃、

小腸、大腸を経て、 肛門に至る、

一本の管のこと。


おなかの中にあるのに、 「 外 」、

と言われても一瞬、 意味が分からないが、

コーヒー・カップ、と、

ドーナツ 、を、 同じ形と見なす、

トポロジー ( 位相 幾何学 )、

の視点から見れば、

人間の消化管は、

鉄パイプ、や、 土管の内側、 と同じ。


入口と出口を塞がない限りは、

「 身体の外 」、 に置かれた、

環境なのだ。


消化管は、 「 外 」、 なので、

当然に、 人間の身体の構成要素とは、

異なる、 色々な、 「 異物 」、 が、

通り過ぎていく。


が、

通り過ぎるばかりではない。

住み着いている輩がいる。

そう。 「 腸内 細菌 」 、 たちだ。


腸内フローラ、 善玉菌、 悪玉菌、

『 プロバイオティクス 』 。

誰もが、 一度は、耳にしたことが、

ありそうな、 これらの言葉らは、 みな、

腸内細菌に関する言葉だ。


主に、 我々の大腸に住み着いている、

膨大な数の腸内細菌は、

菌種ごとの塊になって、

腸の壁に張り付いている。


その姿を顕微鏡で覗いてみると、

まるで、 「 お花畑 」 、 のように見える、

ために、 腸内フローラ 、

と、呼ばれている。


人の体には、 体内に入ってこようとする、

異物 ;

( ウイルス 、 など )、を排除する、

「 免疫 」、 という、

システムが備わっている。


腸においても、 病を引き起こす、

菌が入ってくれば、

免疫システムが排除する。


しかし、 多くの腸内細菌たちは、

身体にとって、 異物である、

にもかかわらず、に、 排除されずに、

腸に住み続けて、いわば、

人間と共存している。


異物でありながら、 市民権 ;

( というか、 居住権 ) 、

を得ているわけだ。

どうして、 そんなことが、

可能なのだろうか。


それから、 もう一つの、 疑問がある。


炎症性腸疾患、 という、

難病があるのだが、 これは、

免疫システムが異常をきたして、

腸の細胞を攻撃してしまい、

腸に炎症を起こす病だ。


市民権を得た腸内細菌と、人間が、

うまく共存しているはずの、

腸 、 という場所で、 なぜ、 そんな、

厄介な病気が起こるのか。


そんな、 腸に関する、 素朴な疑問に、

答えを与えてくれそうな、

粘膜免疫学の第一人者の、 大阪大学は、

免疫学フロンティア研究センター ;

( WPI-IFReC )、 の、 竹田潔拠点長 ;

( WPI-IFReC 主任 研究員。

大阪大学教授 )、 を訪ねることとした。


@ DNA ;

【 タンパク質から成る、 遺伝子、の、

本体な、 『 デオキシリボ 核酸 』 】 、

、への、 解析によって、

腸内細菌の全貌が明らかに ;


「 やあ、いらっしゃい。

腸内細菌のことを聞きたいと?。

 それではまず、 消化管と免疫の話から、

始めましょう 」 ;

フランクに解説を始めてくれた、

竹田教授の話は、とても分かりやすい。

我々のような素人でも、

立ち止まることなく、理解が進んでいく。


消化管は、 口から始まって、

食道、胃、小腸、大腸を経て、

肛門で終わる、 管状の組織だ。


胃と小腸では、

食べ物を消化して、 栄養素を作り出す。


その栄養素らを、

小腸と大腸が、 体内に吸収する。


小腸と大腸の内側の表面積は、

テニスコート、の、 1・5面分くらい、

は、 あり、 人体で、 もっとも広い、

表面積を持った組織だ。


消化管には、 人体で、 もっとも多い数の、

免疫細胞たちが存在している。


「 教科書などには、

リンパ節、 などの、 いわゆる、

『 免疫 組織 』、 や、 血潮の中だけに、

免疫細胞があるかのように、

書いていることが、 多いのですが、

決して、 そんなことは、ないのです 」 。


@ 竹田潔教授 ;

人間が食事をする際には、

食中毒などの、 色々な病を引き起こす、

微生物も、 口の中に入ってくるので、

そうした微生物に由来の、

感染症を防ぐために、 免疫細胞がある。


人体の中で、 感染症、への、

リスクが、もっとも大きいのが、

消化管なので、

もっとも多い数の免疫細胞があるのだ、

と、 考えられている、 とのこと。


その一方で、

腸内には、 病を引き起こさない、

菌たちも、 沢山がいて、

腸内細菌は、 見事なまでに、

宿主 ( 人間 ) 、 と、 共生関係にある。


共生関係とは、 互いに、

良い影響を与え合う、 関係のこと。


つまり、 それは、

腸内環境が良ければ、

免疫力が上がったり、

健康体を保てたりする、 という、

話につながるわけですな。


「 実は、 十年ほど前までは、

腸内細菌とは、 どんなものなのか、

明確には、 わかっていませんでした 」 ;


え❗、 そうなのですか?。


「 そうなのです。 ほとんどの、

腸内細菌たちは、 空気に触れると、

死んでしまう、 嫌気性の菌だからです。

腸から取り出して、 実験室で、

研究ができないために、

正体を掴むことが、困難でした。


しかし、 この十年ほどで、

腸内細菌の正体を掴むことが、

可能になってきました。


次世代シークエンサー、 という、

機械を使って、 腸内細菌の、

DNA 、 らへの、 解析が、

できるようになったからです。


腸内細菌は、 嫌気性の菌なので、

体外に出た便の中では、

すでに、 死んでいるわけですが、

死んでも、 DNA 、らは、

残っているので、 それを調べられる。


片っぱしから、 DNA 、ら、への、

解析をしていったら、 色々な、

腸内細菌、への、 同定が、 可能になって、

現在では、 その全貌が、

明らかになりつつあります 」 。


それによって、 まず、 分かってきた、

ことは、 身体の中の細菌の数だそうだ。

胃の中には、

ピロリ菌、 などの、 百個程の、

菌しか、いないが、


小腸には、 約 百万個もいる❗ 。


さらに、 大腸には、

十兆個から、 百兆個もいるのだ、

という。

体内の細菌は、 ほとんど、 みんなが、

大腸に住んでいる、 という、感じ。


人体を構成する細胞は、

約 40兆個だが、 それ以上の、

膨大な数の細菌たちが、

大腸に存在していることになる。


その種類は、 千種類以上。


もう、 こうなると、

人間の大腸は、 細菌の国、いや、

細菌の世界のようなものだ。

人種の坩堝 ルツボ 、いや、

菌種の坩堝だ。


@ 腸内細菌のおかげで、

健康性を維持できる理由❗ ;


「 人間と共生関係にある腸内細菌は、

人間に良い影響を与えます。

それは、 大きく分けて、

『 栄養素らへの産生 』、

と、

『 感染症からの防御 』、 との、

2つの作用です 」 ;


まずは、 1つめの、

「 栄養素らへの産生 」、 について。


人間の身体は、

その健康性への維持に必要な、

栄養素らを、 胃や腸だけで、

すべてを作り出すことは、できない❗ 。


そこで、 腸内細菌が持っている、

タンパク質、な、 酵素 コウソ 、

らが、

【 酵素 コウソ 、 な、 タンパク質ら、

の、 どれ彼、 と、 合体をして、

特定の、 代謝、な、働きを成す、

補酵素 ホコウソ 、 な 】 、

ビタミン K 、や、

ビタミン B12 、 などの、

足りない栄養素を作り出してくれる。


ビタミン K 、 には、

漏れる血潮を固めて、 止める、

止血効果がある。


生まれたばかりの赤ちゃんは、

出血すると、 なかなかに、

血が止まらないのだが、 これは、

赤ちゃんのおなかに、まだ、

腸内細菌がいないので、

ビタミン K 、 を作り出せないからだ、

という。


それが為に、 新生児には、

「 K 2 シロップ 」、 という、

ビタミン K 、な、 製剤を飲ませる、

ことがある、 とのこと。


また、 世間では、

食物繊維を沢山に取ろうと、

よく、 言われているが、

人間は、 食物繊維、 な、 糖質を、

を噛み砕いても、 吸収できない。

これを消化し、吸収できるのも、

腸内細菌たちが作り出す、

栄養素らのおかげなのだ。


【 人の肉な体の側が、 吸収できない、

食物繊維、 な、 糖質、らは、

追加での、 インスリン 、を、

より、 分泌させず、 その人の、

血糖値を、 より、 上げずに、

腸内細菌たちへの栄養分に成る、

ので、

それは、 それで、

糖質制限的には、 問題が、無い訳だが、

腸内細菌たちの働きようらによる、

代謝員ら、が、

その、糖質らを代謝して、

その結果な物ら、が、

人の肉な体の内側へ、 与えられる、

といった事であれば、 血糖値を、

より、 直には、 上げない、

のかも知れない 】 。


2つめの、 「 感染症からの防御 」、

は、 専門用語で、

「 コロナイゼーション・レジスタンス 」、

と呼ばれる作用。


腸内細菌が定着 ( colonization )、

することによって、

感染症に抵抗 ( resistance )、 する、

というものだ。


この、コロナイゼーション・レジスタンス、

には、 間接、と、直接、との、

2つがある。


間接的なものとしては、

腸内細菌の定着によって、

「 Bリンパ球、 の、

タンパク質な、 抗体、を、 産生する、

抗体産生細胞への分化 」、 や、

「 T細胞 、の、

エフェクター T 細胞への分化 」、

が促される、

という点が、挙げられる。


( T細胞:

血潮の中の、 リンパ球の、

60 ~ 80 % 、 を占める、

リンパ球の一種。

ウイルス感染細胞や、 がん細胞を殺す、

細胞性免疫にかかわる、

キラーT細胞 、と、

ほかの免疫細胞のはたらきを調節する、

司令塔のような役割を果たす、

ヘルパーT細胞 、 とに大別される )。


腸内細菌がいないと、

Bリンパ球と、 T細胞は、

活性化できず、

体内に侵入した異物と、 戦えない❗。


最初の活性化を、

腸内細菌が一役を買って、

免疫細胞を、「 教育 」 しているのだ。


さらに、 もう一つな事として、

腸内の上皮な、 細胞が、

菌にあらがう、 抗菌物質を分泌する際には、

腸内細菌が必要である、

ことが、 分かっている❗ 。


【 上皮、な、細胞ごとに、

菌たちへ、 より、 抵抗できない、

場合らにおいては、

細胞らが、 壊し去られて、

次の細胞が、 そこここを埋めない内は、

腸の細胞らの間に、 より、

隙間 スキマ 、らが、 こさえられ、

『 腸漏れ 症候群 』 ;

『 ルーキー・ガット 症候群 』 、

などの、 病んだ状態らを、

その腸に成し得る 】 。


一方で、 直接的なものとしては、

膨大な数の腸内細菌たちが、

腸内の隙間らを占拠することによって、

入ってきた病原菌たちが根付く、

宛てな余地を与えない、 という、

点が、挙げられる。


大腸は、 十兆個から、 百兆個もの、

腸内細菌たちと、

食物からの残渣 ザンシ ;

残りかす 、 らで、 充満していて、

まったく、 隙間が、 ない❗ 。


病原菌たちが入ってきても、

繁殖する隙間らが、 ないので、

あれよあれよと言う間に、

腸のぜん動運動によって、

便として排出されてしまうのだ。


もちろんな事に、

大量の病原菌たちが入ってくれば、

下痢や食中毒が起こるが、

少ない数の病原菌であれば、

増える間もなく、 排出されるそうだ。


この、 「 腸内の、 あり得る、隙間が、

腸内細菌で埋まっている 」、

という事は、 とても大切な事らしい。


欧米では、

「 クロストリジウム・ディフィシル菌 」、

の感染症が、 問題となっているそうだが、

この菌には、 抗生物質が、効かない。


病原菌を退治しようとして、

抗生物質を飲むと、

この菌は、 死なないのに、

共生している腸内細菌が、

死滅してしまう。


すると、 大腸に隙間らができて、

クロストリジウム・ディフシル菌が、

繁殖してしまい、

感染症に発展する、 というわけだ。


「 もう一つの、 直接的な、

コロナイゼーション・レジスタンス、

としては、 『 乳酸菌の存在 』、

があります。

乳酸菌は、 その名の通り、

『 乳酸 』 ;

【 炭素 C3 ➕ 水素 H6

➕ 酸素 O3 】 ;

ブドウ糖 ;

【 C6 ➕ H12 ➕ O6 】 、

を、 真っ二つにした、

ような、 分子としての構成をしてある 、

という、

物質を産生するのですが、

乳酸のような、

電子強盗を働く、 酸性、 な、

物質たちの中では、

病原菌が、 増殖できないので、

増える前に、 排出される、 という、

利点があります 」 。


大腸にある、 「 細菌たちの国 」、は、

人間の身体を守る為の大切な味方なのだ。


@ 腸内細菌と、

免疫・病気との深〜い関係 ;


竹田教授は、続ける。

「 さきほど、 腸内細菌が、

免疫細胞を、 『 教育 』、 する、

と、 言いましたが、もし、

我々の腸に、 腸内細菌がいなかったら、

本当に、免疫システムは、

機能しないであろう、

と、 思われます。

それは、 赤ちゃんのことを考えると、

よく、分かります。

新生児は、 生まれてから、

6ヵ月の頃までは、

『 免疫 不全 』 、 なのです 」 。


@ 竹田潔教授 ;


出生前の赤ちゃんには、

胎盤を介して、

母親の、 タンパク質な、

免疫抗体らが、 供給されている。


つまり、 生まれる前の赤ちゃんは、

お母さんの免疫によって、

外敵に対処している。


しかし、 生まれると、当然に、

母親からの抗体の供給が、途切れる。


実は、 この時点で、

赤ちゃんの腸には、

腸内細菌が、 ほとんど、 いないので、

免疫は、 無い、 に等しい。


その後に、 赤ちゃんの腸内細菌は、

少しずつ、 増えていき、

それにともない、 2年ほどをかけて、

自前の免疫を活性化させていく。


腸内細菌が増えていくことで、

免疫を獲得できるのだ。


もちろん、 よく知られているように、

赤ちゃんは、 母乳からも、

免疫物質らをもらうので、

それも、 免疫の活性化に、

一役を買っている❗ 。


さらに、「 腸内細菌がいなければ、

免疫を獲得できない 」、

ということは、

鼠 ネズミ 、 たちへの実験からも、

分かっているそうだ。


普通の鼠たち ;

( 腸内細菌がいる、 鼠たち ) 、と、

完全に、無菌、な、 鼠らとを比べると、

8週間で、 大人になるまでの間に、

普通の鼠たちでは、

免疫抗体の数が、 段々と増えていく。


しかし、 完全に無菌な、 鼠らでは、

大人になっても、

抗体の数が、 全然に、 増えない。


その後に、 大人になった、

完全に無菌な、 鼠たちに、

腸内細菌を供給・定着させると、

そこから、 段々と、

抗体の数が増えていく。


「 腸内細菌が、 おなかにいると、

免疫が活性化する。

ぼくたちのおなかの中に、

沢山の腸内細菌がいてくれて、 良かった。

めでたしめでたし……というわけですが、

実は、 沢山がいるだけでは、 だめで、

膨大な数の腸内細菌の内容、

構成パターンが、 とても大切なのです。


腸内細菌の構成パターンが、

おかしくなると、 色々な病らを発症したり、

免疫の活性化の状態が、

変わってきたりします 」 。


腸内細菌は、 千種類以上が存在するが、

同じ地域に住んでいる、

健康な人らは、 みんなが、 大体で、

同じ種類のものを持っているそうだ。


この細菌たちの割合や構成パターンは、

さまざまな要因らで、 変化する。


一番に、 典型的な例は、

食事らの内容による、 腸内細菌の変化。


タンパク質、を、 穀物から摂っているか、

肉から摂っているかで、

腸内細菌の構成パターンは、変化する。


戦前の日本人たちは、

タンパク質への源を、穀物に頼っていたが、

戦後は、 肉食が増えて、

食の欧米化が進んだ。

だから、

我々の腸内細菌たちの構成パターンは、

欧米人らに、 似てきている。


また、 食事らからの脂肪分が、

多いか、少ないかでも、

腸内細菌の構成パターンは、 変わる。


高脂肪の食事を続ければ、

脂肪を好む、腸内細菌たちが増えていく。


さらには、 栄養の状態によって、

腸内細菌の数も、変わっていく。


そして、 そのような、

食事らの内容の変化、 以外にも、

ストレス、 感染症、 加齢などによって、

腸内細菌の構成パターンは、

劇的に変化していくのだ。


特定の病と、

特定の腸内細菌に関連がある、

ことも、多いそうだ。


『 関節 リウマチ 』、 にかかっている、

人たちの、 一部では、

『 プレボテラ菌 』、 という、

腸内細菌が、多くなっている。


また、 新生児が、 将来に、

アレルギー疾患になりやすいか、

どうか、 への、 判断材料として、

「 分娩の形態 」、 がある、 という。


疫学的には、

「 帝王切開で生まれた子供のほうが、

明らかに、 アレルギーになりやすい 」 、

という報告がある、 とのこと。


分娩の時期に、 母親の膣には、

乳酸菌たちが、 急激に増えるために、

赤ん坊が、 その全身で、

その母のまんじゅーの道を経て、

世の中へ出てくる、

『 経膣 分娩 』、 で生まれてくる、

赤ちゃんが、 初めて、 飲み込むのは、

『 乳酸菌 』、 たち、 となる❗ 。


帝王切開で生まれる赤ちゃんは、

最初に、 乳酸菌たちを飲む機会がなく、

スタフィロコッカス、 という、

細菌たちを最初に飲むだろう、

と、 言われている。


この違いが、 きっかけとなって、

将来の腸内細菌の構成パターンに、

違いが生じ、

アレルギーへの発症につながる。


腸内細菌たちでの、

構成パターンが、 変われば、

代謝物、ら、 すなわち、

代謝から、 成される、

栄養素、ら、 への、 産生の割合も、

変わってくる。


トリメチルアミン・N・オキサイド、

という、 代謝物が多いと、

動脈硬化になりやすいらしい。


さらに、なんと、自閉症までも、

腸内細菌の変化によるものではないか、

と、 言われている。


腸内細菌の変化が、

脳神経系の発達に必要な、

『 代謝 』、らによる、 物ら、の、

濃度を変えてしまい、

神経の発達に、 影響性を与えたり、

消化管まで伸びている、

『 迷走 神経 』、 という、神経に、

影響性を与えたりする、

と、 考えられているらしい。


我々の健康に、 これほどまでも、

影響性らを与えている、 腸内細菌。


目に見えないほど、 小さくても、

十兆から、 百兆の数の力は、

計り知れないものがあるのだ、

と、 言えよう。


@ 炎症性腸疾患の病理、への、

解明を目指す❗ ;


さて、腸内細菌に関する、

基礎的にして、 面白い話は、

十分に堪能させていただいた。

そろそろ、我々の素朴な疑問を、

竹田教授に尋ねてみよう……。


竹田先生、 今日は、 2つ、

うかがいたいことがあって来たのです。


ひとつは、

「 なぜ、 人間にとって異物である、

腸内細菌が、 免疫で、

攻撃されないのか? 」、

ということ、


もうひとつは、

「 腸は、 人間と腸内細菌が、

仲良く共生しているところなのに、

なぜ、 炎症性腸疾患のような、

現象が起こってしまうのか? 」、

ということ。


「 実は、 その2つの質問は、

腸の内部にある、 『 上皮 細胞 』 、

というものが、 大きく、

関係してくるのです。

上皮細胞というのは、

消化管の内側の表面にある組織で、

食べ物を消化する、 タンパク質、な、

酵素 コウソ 、 らを分泌する機能と、

消化して作った、 栄養素、らを、

吸収する機能を備えています。


そもそも…、 免疫細胞の根本的な原理は、

侵入してきた、 『 異物 』、 を、

認識して、 反応を起こして、 排除する、

というものです。


腸内細菌は、 『 異物 』、 ですから、

免疫細胞は、 認識すれば、 反応します。


たとえ、 病原菌でなくても、です。


それなのに、

健康な状態の腸では、

免疫細胞たちが、

腸内細菌を攻撃することは、ありません。


これは、 免疫細胞がいるところと、

腸内環境の間を、

上皮細胞が、 仕切って、

免疫と異物とを、 きれいに分ける、

バリアになっているからであろう、

と、 思われます。


ところが、 炎症性腸疾患、 という、

病は、 おとなしくしていた、

免疫細胞たちが、 暴走を始めて、

自らの身体を攻撃してしまいます。


『 暴走のきっかけは、

上皮細胞のバリアが破られて、

免疫と異物 ( 腸内細菌 )、 とが、

接触してしまうことなのではないか 』。


これが、

炎症性腸疾患、への、原因として、

考えられる、 第一の仮説です。


もう一つの仮説は、

『 腸内細菌を攻撃する、 免疫細胞は、

リンパ組織や、 免疫組織にいる細胞で、

消化管にいる、 免疫細胞は、

腸内細菌に遭遇しても、

攻撃しないのではないか 』 、

という、 仮説です。

そのような仮説を立てて、 私は、

炎症性腸疾患を、 ひとつの標的として、

研究を続けてきました。

今日は、 研究によって得られた成果を、

ご紹介したい、 と思っています 」 。


竹田教授の研究の成果をうかがう前に、

まずは、 「 炎症性 腸 疾患 」、

という、 病について説明しておこう。


炎症性腸疾患は、

人間の免疫システムが異常をきたして、

自分の免疫細胞が、

自分の腸の細胞を攻撃し、

炎症を起こしてしまう病だ。


この病にかかった患者は、 慢性的な、

下痢、血便、腹痛、 などの症状で苦しむ。


「 そもそも、 病気というものは、

宿主 ; ( 人間 )、 の側の、

分子や細胞が、 異常になって起こる、

ケースと、

感染症などの、 外部要因によって、

身体の恒常性が破綻する、ケース、

という、 2つの要因があります。


私たちが研究の対象としている、

炎症性腸疾患である、

潰瘍性大腸炎、 への、 原因は、

先ほどにお話しした仮説、な、

『 上皮細胞のバリア 』 、 に、

破れがあるのではないか、

と、 思っています。


ただ、 上皮細胞のバリアに、

異常がありすぎると、

上皮細胞は、 死んでしまうので、

死ぬほどではない、

微妙な異常がある箇所があって、

その中で、 もっとも、

腸内細菌が多い箇所で、 病気が発生し、

広がっていくのではないか、

と、 考えています 」。


@ 潰瘍性大腸炎への最新の研究 ;


消化管の上皮な細胞は、 そのすべてが、

粘液で、おおわれている。


【 『 糖 』、 と、 『 糖 』、 とを、

結び付ける、 代謝な、 働きもする、

補酵素 ホコウソ 、 な、

『 ビタミン A 』、の、

その働きにより、

『 糖 』、 と、 『 糖 』、 とからも成る、

粘液ら、や、粘膜ら、も、

よく、 構成され得る宛ての物になる 】。

特に、 膨大な数の腸内細菌がいる、

大腸は、 きわめて分厚い、

粘液の層におおわれている。


この分厚い粘液の層は、

「 内粘液層 」、と、 「 外粘液層 」、

という、 2つの層に分かれており、

鼠たち、 などで、

腸内細菌の侵入の度合いを調べてみると、

外粘液層までは、

腸内細菌が侵入してきているが、

内粘液層には、

腸内細菌が入ってきていない、

ことが、 分かった、 という。


つまり、

「 内粘液層の存在によって、

腸内細菌たち、 と、 宿主、 とは、

完全に、隔離されている 」、

と言えるのだ。


「 今までは、 この、 上皮の、

ゼリー状の粘液があると、

物理的に、 腸内細菌が、 阻 ハバ まれる、

のではないか、

と、 考えられてきました。

しかし、私は、

『 他にも、

根本的なメカニズムが潜んでいる、

のではないか 』、

と、 考えました。


そこで、 これは、 うちの研究室の、

奥村君 ( 竹田研究室 助教 )、 の、

仕事になるんですが、 彼は、

『 大腸の上皮に発現している分子が、

何かを担っているかもしれない 』、

と考えて、

大腸の上皮、な、 細胞において、

特異的に発現している、

遺伝子を探しました。


そして、『 Lypd8 』、 という、

タンパク質な、 遺伝子、を、

見つけてくれたのです。


『 Lypd8 』、 は、

胃、小腸、盲腸、大腸にのみ、

発現している、 遺伝子で、

特に、 盲腸と大腸には、

強く発現していました 」 。


ここから、

「 Lypd8 、とは、 何者なのか 」、

という、 竹田研究室の探索が始まる。


そして、

潰瘍性大腸炎、な、 患者の腸、への、

観察と、

鼠たちによる実験、 等によって、

以下のようなことが、

次々に分かってきた。


【1】 ; 健康な人の大腸上皮には、

『 Lypd8 』、 が発現しているが、

潰瘍性大腸炎、な、 患者の大腸上皮には、

『 Lypd8 』、 が、 ほとんど、

発現していない。


【2】 ; 健康な、鼠たちでは、

大腸の粘液層に、

腸内細菌が侵入していないが、

『 Lypd8 』、 を欠損させた、

鼠たちでは、

大腸の粘液層に、 多数の、

腸内細菌たちが侵入していた❗ 。


【3】 ; 健康な鼠たちと比較して、

Lypd8 、 を欠損な、 鼠たちの大腸には、

「 プロテウス菌 」、「 大腸菌 」、

「 ヘリコバクター菌 」、 の、

3つが多く存在していた。


この、 3つの菌たちは、 よく移動する、

「 運動性の高い菌 」 、 だ❗ 。


【4】 ; 化学物質により、

健康な、 鼠たちと、

Lypd8 、を欠損な、 鼠たちに、

腸炎を発症させたら、

Lypd8 、を欠損な、 鼠たちでは、

腸炎が重症化して、 死ぬ事が、多かった。


【5】 ; 大腸粘膜層に侵入してきた、

プロテウス菌に、 Lypd8 、 な、 分子 ;

( タンパク質 ) 、 が反応した後に、

電子顕微鏡で、 観察したら、

Lypd8 、は、 プロテウス菌の鞭毛 ;

( これによって、 運動する ) 、

と、 結合していた。


【6】 ; Lypd8、な、 分子と、

プロテウス菌を入れた寒天培地と、

プロテウス菌のみを入れた寒天培地を、

比較したら、

Lypd8 、 を加えた寒天培地では、

プロテウス菌の運動が、

抑えられていた❗ 。


つまり、 これらな、 色々な、

観察・実験ら、 から、

大腸の上皮に存在する、

Lypd8 、な、 分子は、

腸内細菌の鞭毛にくっついて、

運動性を弱め、

免疫細胞がいるところへ、

腸内細菌が侵入するのを防いでいる、

ことが、 分かった。


さらには、 このような特性によって、

腸の恒常性をサポートする、

役割を果たしていることが、

分かったのだ。


「 今後は、 この、 Lypd8、 な、分子 ;

( タンパク質 ) 、 を、

人間の大腸に補充して、

上皮の粘膜層のバリアを強化する、

ことが、 可能になれば、

潰瘍性大腸炎、への、

新しい治療法になってくれる、

かもしれません。

今の、 Lypd8 、 の話からも、

腸内細菌は、 基本的に、

宿主と接触しないシステムになっていて、

常に、 消化管腔 ;

( 消化管の中のスペース )、 という、

『 外 』、 に存在する、

ことが、 分かりますよね。


免疫系を活性化させる、 などし、

色々と、良い作用らを成してくれるの、

ですが、

それらは、 すべてが、

宿主へ、直に、作用するのでは、なく、

代謝らによる、 代謝物ら、な、

栄養素らを産生する、

ことによって、 作用するわけです。


単に、 栄養素 、 という、

観点だけでは、なく、

色々な、生理活性がある、

代謝物らがあるのでは、ないかな、

と、 思って、 私も探してみたら、

『 乳酸 』 ;

【 C3 ➕ H6 ➕ O3 】 、

と、

『 ピルビン 酸 』 ;

【 C3 ➕ H4 ➕ O3 】 、

という、

代謝物、らが、

宿主の免疫細胞に作用している、

ことを発見しました❗ 」 ;


これは、 竹田研による、

「 腸内細菌がつくる、 乳酸 、

・ピルビン酸により、

免疫が活性化される、仕組みを解明 」 、

という、 別の研究の成果の話だ。


乳酸とピルビン酸は、

腸の内で、 乳酸菌、 等が産生する、

代謝物なのだが、

これらが、 小腸、 の、

大食い細胞、 とも、言われる、

血潮の内外を動き回る、

単細胞、な、 『 マクロファージ 』、

の、 タンパク質から成る、

『 GPR 31 』 、 という、

受容体に結合して、

マクロファージ、 の、

樹状突起の伸長を促す、

ことを発見したのだ❗ 。



元の記事にはある画像 ; 左:

乳酸菌 、 などが産生する、

乳酸・ピルビン酸が、

マクロファージ、な、上の、

『 GPR 31 』、 に結合すると、

マクロファージは、

その樹状突起を伸ばし、

病原性細菌を、 効率よく、 取り込む❗ 。


その結果にて、

病原性細菌に対する、抵抗性が増す❗ 。


右:

乳酸・ピルビン酸が、不十分な、

鼠たちでは、

マクロファージの突起が伸びず、

病原性細菌が、 取り込めない。


つまり、

乳酸とピルビン酸が、

マクロファージを活性化させて、

宿主の病原菌への抵抗性を高める、

という、 仕組みを、

詳しく解明したことになる。


Lypd8 、 の話も、

乳酸とピルビン酸の話も、 やがては、

創薬の段階に進み、 効果的な、

治療薬や、 身体を活性化させる薬が、

できるのではないか。


素人としては、 つい、

そんなふうに発展させる、

ことを考えてしまう。


「 しかし、 創薬までの道のりは、

まだまだ、 長いだろうな、と思いますよ。

乳酸とビルビン酸も、まだ、

創薬に関する話が出てきている、

わけでは、ありませんし 」 。


今日に、お話ししてくださったような、

「 腸内細菌と免疫に関わる研究 」、

は、

腸内細菌たちの、 ゲノム ;

≒ 遺伝情報ら 、

遺伝情報らの全て 、

が、 解明されてから、

色々分かってきた事なのですか? ;


「 そうですね。 DNA 、ら、への、

解析によって、

腸内細菌たちの事らが、 分かってから、

この、十年間くらいに、 世界中で、

一気に進みました。

それでも、 まだまだ、

分からないことばかりです。


なんせ、 腸内細菌は、

千種類もありますから、

研究を進めるには、

腸内細菌たちと代謝物らと、

その作用らを、 膨大な順列の、

組み合わせで考えて、

ひとつずつを、 実験によって、

つぶしていかなければ、なりません。

なかなかに、気の遠くなる話です ( 笑 )。


しかし、 私が、 研究者として、

現役の間に、 潰瘍性大腸炎の苦しみから、

患者さんを解放してあげたい、

と、 いつも、 思っています 」 。


そうですよね。 臨床に生かしてこその、

医学研究ですね。

@ 彼らは、 どこから来たのか? ;


「 最後に一つ、おもしろいお話を…。

実は、我々の消化管にいる、

腸内細菌って、 どこからやってきたのか、

まだ、 分かっていないんですよ 」 ;


え❓、 それは、どういうことですか? ;


「 腸内細菌は、 腸内で、

自然に発生するわけでは、ないので、

どこからか、 入ってきたものです。


しかし、 そのほとんどは、

嫌気性菌 、 なので、

空気 ; 酸素 サンソ O 、 たち、 、

に触れると、 死にます。


つまり、

空気の無い所から、 そのまま、

腸に入って来なければならないですよね。

いつの頃合いで入ってきたのか…。


出産の時に、 お母さんから、

乳酸菌を受け継ぐ、 という、

話をしましたが、


『 ラクトバチルス 』、 という、

その乳酸菌は、 空気があっても、

生きている菌なので、

それを飲み込む、 というのは、

理解できるのです。


しかし、 赤ちゃんの成長とともに、

消化管で、 増えていく、 菌たちは、

どこからやってきたのか、

まだ、よく分かっていないのです。


最初は、 ゼロですから。

まあ、 本当は、 最初から、 お腹に、

いたかもしれないですけどね ( 笑 ) 」 。


なんと、不思議な話だろう。

おなかの中に、 兆単位の数で、

住んでいるのに、 その祖先員ら、は、

どこからやってきたのか、

分からないとは…。


「 そういうことも、 やがては、

解明されていくかもしれませんね 」 。


うーん、奥が深い。

話を聞けば聞くほど、 内なる外である、

「 腸内フローラの棲み家 」、 は、

ひとつの世界、 いや、小宇宙であった。


分からないことだらけの、この、

小宇宙への解明を目指して、

これからも、 免疫研究者の探索は、

続いていくことだろう。

( 2019年7月22日。

大阪大学竹田研究室にて ) ;

取材への協力:

世界トップレベル研究拠点プログラム ;

( WPI ) ;

大阪大学免疫学フロンティア研究センター ;

( WPI-IFReC ) 。