経済参謀

個人や私企業らの各々の個人経済系とは、
異なり、 通貨ら等の効果らが、
自己循環する、 国民経済系などの、天下経済系への体系的な認識の構築を通しても、
日本の主権者である、 日本国内らに在るべき、福利らの拡充を成す事に必要な、
情報事項らを提供する

三石分子栄養学➕藤川院長系; 代謝医学❗; ドクター江部; 糖タンパク質 、など❗。 解放を急ぐべき、 シナによる、 桜木琢磨市議ら 実質 拉致事件ら❗

☆ どんなに、 素晴らしい、薬らも、

手術ら、なども、

人々の命と健康性とを成し続ける、

のに、 必要な、

あるべき、 代謝ら、 の、

全体へ対して、

その、 数 % 、 以内のものら、

を、 復活し得たり、

それらに類する、代謝ら、を、

あらためて、 成したり、する、

事において、

その、 甲斐を成す、 物らでしかなく、

あるべき、 代謝ら、の、

より、 全体性を成し続けるべき、

日頃からの、

合体しては、 代謝らの各々を直に成す、

代謝員同士でもある、

タンパク質、らに、 ビタミン、らや、

ミネラル、らへの、摂取ら、において、

より、 漏れら、を、成さない、

ようにし続ける、事ほどの、

決定的な重要性の度合いを、

それ自らに帯びてある、

ものら、では、ない❗ 。


☆ 自らの体が、 肝臓 、などで、

『 ブドウ糖 』 、ではない、

タンパク質、らの各々への構成材な、

『 アミノ酸 』、 などから、

『 ブドウ糖 』、 を作り出す、

『 糖 新生 』 、 な、 代謝ら、

などを、 より、 成せない、

代謝系ら、での、 異常性や、

そうした、 代謝系らを成す、

のに、 必要な、

タンパク質から成る、

『 遺伝子 』 、らでの異常性 、があって、

その体の外部から、

『 ブドウ糖 』、 などの、

『 糖質 』、らを、 飲み食いなどして、

摂取し続けるべき、

その、 あり得る、

命と健康性とを成し続ける、

事へ向けた、 必要性のある、

人々おいてでさえ、

その、 必要な分ら、を、超えての、

糖質への摂取ら、は、

その健康性を成し続ける上で、

必要な、 あるべき、 代謝ら、を、

より、 未然にも、 阻害したり、

どんなに、 健康な人々の体においても、

毎日に、 数百個 ❗ 、 以上が、

必ず、 作り出される、

と、 専門家らに、 観られている、

『 ガン 細胞 』、 たち、 への、

唯一に、 主な、 栄養分として、

『 ブドウ糖 』、 が、

機能してしまう事により、

『 ガン 細胞 』、 たちを、

より、 余計に、 複製させて、

増やす向きへ、

余計な、 圧力らをかけてしまったり、

する、事などから、

その、 あり得る、 健康性の度合いを、

より、 減らされてしまう、 事では、

より、 代謝系ら、 などに、

異常性の無い、 より、 通例性のある、

人々、 と、 変わりが、なく、


自らの、 体内で、 自前で、

ブドウ糖 、ではない、 物ら、から、

ブドウ糖 、らを作り出す、

代謝らを成し得る、人々においては、

そのように、 あれば、 ある程に、

その体の外部から、 摂取すべき、

『 糖質 』 、の度合いは、

より、 小さく、 ある❗。



☆ 糖尿病歴 ; 27年、

カナダの食いしん坊さん。

11歳頃から、 糖尿病。MODY。

2019/ 7/23 15:29 6 -


【 19/ 7/23 ; カナダの食いしん坊 ;

初めまして、 江部先生、 いつも、

先生のブログで勉強させて頂いております。

私は、38歳、女性、カナダ在住、

糖尿病歴 27年 ( 学校の検査で発覚 )、

糖質制限歴 ; 4年になります。


健康人の主人が、 健康を目的で始めた、

『 ケトン体ダイエット 』、をきっかけに、

私も、 糖質制限を始めました。


始めて半年で、インスリン注射を止め、

飲み薬のみに。

糖質たっぷりの食事時のみ、Humalog 、

を打つようにしています。


3年ほど前に、医師から、

こんなに、病歴が長いのに、

2型糖尿病であるのが、 不思議だ、

と、 言われ、

そして、 私の家族の糖尿病歴

( 私の母、 母の母も、 糖尿病 ) 、で、

MODDY 、 の検査を受けてみないか、

と言われ、 受ける事になりました。


カナダは、医療費が、タダなので、

こう言った検査を、 無料で、

受ける事ができました。


結果は、 100 % 、で、

MODDY 、 とは、 出なかったのですが、

染色体での異常が、見つかり、

ほぼ、 間違いないだろう、

と言う事でした。


それ以来、 飲み薬は、

Metformin ;

5百 mg ✖ 4 / day ,

Gliclazide ;

60 mg ✖ 2 / day ,

Trajenta ;

5 mg ✖ 1 / day 、

を飲んでいます。


最初のうちは、 自分で、

血糖を測りながら、

Trajenta 、 以外の薬の量を減らしたり、

と、 調節していました。


その当時の、 A1c

≒ 『 糖化 タンパク質 』 、

≒ 赤血球、の中に、 沢山に、ある、

鉄分、 と、 タンパク質 、から成る、

『 ヘモグロビン 』 、 へ、

最大で、 4個まで 、

『 ブドウ糖 』 、 が、 くっ付いて成る、

『 グリコ・ヘモグロビン 』 、

は、 6% 、 でした。


去年の9月に、旅行先で、

糖質をどか食いをし、

それ以来、1日の血糖値が高いままで、

あまり、 下がることは、なく、

特に、 空腹な時の、 早朝の血糖値が、

126 、から、 2百 ❗ 、で、

朝が高いと、 昼食こ前も、高く、

夕方になると、 さらに上がって、

144 、 から、 160 、 となります。


それ以前も、 チートデイとして、たまに、

糖質がたっぷりの食事をすることは、

あったのですが、 1-2週間で、

血糖値は、 落ち着きました。

ですが、 今回ばかりは、

そうはいきませんでした。


医師にも相談したのですが、 私の、

A1c 、が、 他の患者さんのと比べても、

良いので、

心配しすぎだから、様子をみましょう、

と、 言わます。

4ヶ月前の検査で、 7 % 、 でした。


週に、 5日は、

軽い有酸素運動 ; 50 分 、 最近は、

ピラティスに、 週に、 3回、を、

通い始めましたが、

血糖値は、一向に、

改善することは、ありません。

食事は、 朝と昼のみ。

夜は、 週末以外は、 食べません。


糖質制限をする前は、 全く、

糖尿病と向き合ってきませんでした。

きっと、 私の体は、ボロボロなんだ、

と、 思います。


私の母は、去年、亡くなりました。

11年前に、 乳がんを発症し、

入退院を繰り返しながら、

生活していました。


亡くなる、4年前から、人工透析を始め、

亡くなる、 1年ほど前から、

両足の指が、 壊死 エシ 、し始め、

最期まで、 病気で苦しみながら、

亡くなりました。

あんな母の姿を見てきたので、

あんな風な死に方は、 嫌だ、

と、 思っています。


このまま、 主治医の言うように、

様子を見る、 で、 良いような、

気がしません。

もう、自分で、

インスリン 、 を出せないのではないか、

と、 思っています。


ここは、 諦めて、

インスリン注射の生活に戻した方が、

良いのでしょうか?

勿論、この先も、

糖質制限は続けていきます。


すみません、長々となってしまって。

先生、お忙しいとは思いますが、どうか、

アドバイスをお願いします 】。


☆ ドクター江部❗ ;


こんにちは。

カナダの食いしん坊さんから、

コメント・質問を頂きました。

小学校、の、5年生か、 6年生で、

糖尿病を発症ですから、

2型糖尿病としては、かなり早いです。


MODY(☆)、 とは、

聞き慣れない病名ですが、

遺伝的な素因があって発症し、

糖尿病の全体の、 1 ~ 3 % 、 程度、

と、 推定されていますが、

日本人における頻度は、 不明です。


① メトホルミン( 500 )

4錠 / 日 。


② グリクラジド ( 60 )

2錠 / 日 ⇒ SU剤 。


③ トラゼンタ ( 5 )

1錠 / 日 、


を内服しておられます。


② グリクラジド 、 は、

SU剤なので、 中止したほうが良い、

と、 思います。


SU剤は、 膵臓のβ ベータ 細胞に、

負担をかけ、 障害を与える、

可能性があるし、

『 低血糖を起こす 』、

リスクも、あります。


①と③と、 スーパー糖質制限食だけで、

HbA1c

≒ エイチ・ビー・エー・ワン・シー 、

≒ 『 糖化 タンパク質 』 、

が、 6・9 % 、 以下なら、

合併症、への、 リスクは、

ほとんど、ない、 と、 されています。


一方で、 早朝の、 空腹な時の、

血糖値が、

「 126 、から、 2百 mg / dl 」 、

と、 高値なのですが、

百30 mg / dl 、 未満が、

コントロール目標です。


早朝空腹時血糖値を下げるためには、

『 SGLT 2 阻害薬 』 、への、

内服が良い、 と、 思います。


尿の中に、 『 ブドウ糖 』 、

を排泄する薬です。


一日に、 数十グラムの、

『 ブドウ糖 』 、 を排泄するので、

早朝空腹時血糖値も、

かなり、 下がる、

可能性があります。


副作用への予防のためには、

脱水、への、 注意で、

水をしっかりと飲むことと、

尿路感染症、への、 注意が必要です❗。


私も、 糖尿病な患者さんに、

『 SGLT 2 阻害薬 』、 を、

結構と、 沢山を処方していますが、

今のところは、 副作用は、

ほとんど、 経験していませんので、

なかなかに、 良い薬 ❗ 、

と、 思います。


『 SGLT 2 阻害剤 』、 には、

心臓への保護作用、と、

2つある、腎臓たちへの保護作用がある、

と、 されています。


MODY 、 に関しても、 治療法は、

一般の糖尿病と同じです。


< スーパー糖質制限食 ➕ メトホルミン

➕ トラゼンタ ➕ SGLT 2 阻害薬 >

、 による治療で、

インスリン 、の注射、を、 無しで、

長期に渡り、 血糖コントロール良好 、

を保てる、 可能性が、高いです。


4ヶ月前の検査で、 A1c ;

7 % 、 なので、

自分自身の、 インスリン 、の分泌能は、

かなり、残っている、と、思われます。


念のために、 血液への検査で、

血清インスリン値も、

測定しておきましょう。


糖尿病との合併症として、

「 透析 」 、「 切断 」 、 「 失明 」 、

などがあります。


眼科で、 定期的に、 眼底への検査は、

しておきましょう。


循環器科で、 頸動脈エコー検査や、

心臓への検査も、しておきましょう。


腎機能への検査としては、

【 その体の、 タンパク質、らの、

あり得ようら、を反映する 】 、

尿素窒素、や、 『 クレアチニン 』 、

がありますが、

『 血清 シスタチン C 』 、 が、

最も信頼できる腎機能への検査なので、

検査しましょう。


足背動脈は、 足の甲の動脈で、

自分でも、触れることができます。


しっかりと、 触れるか、 どうかを、

自分で確認しましょう❗ 。


足背動脈の触知が弱ければ、

下肢の血流障害が懸念されます。


結論です。

< メトホルミン ➕ トラゼンタ

➕ SGLT 2 阻害薬 > 、

を、 内服しつつ、

スーパー糖質制限食を、 美味しく、

楽しく、 末永く、 実践されて、

血糖コントロール良好 、

を維持して頂ければ、 幸いです。


脂質への摂取の比率が増えて、

糖尿病の増加が縮小し、

糖尿病予備軍は、 減少 ❗ 。


2019/ 7/26 18:13 6 -

【 19/ 7/24 ; 西村典彦

久山町研究について、 改めて、

久山町研究のサイトを見てみました。

http://www.hisayama.med.kyushu-u.ac.jp/column/index.html


上記のコラムに、

糖尿病の有病率についての、

コメントがありますが、 このコラムでは、

動物性脂肪への摂取が、

糖尿病の増加の原因である、

と、 結論づけています。


高糖質については、

触れられていませんが、

研究者に、 糖質 ; 60 % 、 前後の、

摂取が、 高糖質 ❗ 、 と言う、

認識がないのでしょうか。


また、 動物性脂肪への摂取が、

糖尿病の増加につながる、 と言う、

解釈は、 正しいのでしょうか 】。


こんにちは。

西村典彦さんから、

久山町研究の情報をコメント頂きました。

確かに、 久山町研究のサイトでは、

総じての、 脂質、 への摂取量の増加や、

動物性の脂質、への、 過剰な摂取は、

糖尿病の発症への危険因子、

という、 仮説が、提唱されていますが、

如何なものでしょう。


久山町研究のサイトの仮説に、

反論するために、

日本全体の三大栄養素への、

摂取らので比率の推移と、

糖尿病有病数や、予備軍有病率の推移を、

検討してみました。


すると

脂質への摂取らでの比率が増えて、

炭水化物への摂取らでの比率が減少して、

糖尿病の増加数が急減し、

糖尿病予備軍数は、 減少していました。


☆ 厚生労働省 、 は、 毎年に、

国民健康・栄養調査を実施しています。

その中で、 4 ~ 5年に、 1回、を、

糖尿病有病数を集計しています。


今回の、 2千16年の、

『 糖尿病 有病数 』 、 は、

2千12年に比し、

約 50万人の増加で、

前回と、 同じぐらいです。


2017年9月21日に、 厚生労働省が、

発表した。


slide3.jpg


1990年:560万人

1997年:690万人(130万人増加)

2002年:740万人(50万人増加)

2007年:890万人(5年間で150万人増加)

2012年:950万人(5年間で60万人増加)

2016年:1000万人(4年間で50万人増加)


これで見ると、2002年→2007年の増加数が、

半端じゃないですね。


2007年→2012年の増加は、60万人で

1997年→2002年の増加、50万人と、

似たようなもので、

2002年→2007年の増加、150万人に比し、

かなり少ないです。


2012年→2016年の増加、4年間で、

50万人は、 前回と同じくらいです。


糖尿病予備軍は、2012年に、

約1100万人で、

2007年から、 約220万人減少で、

国民健康・栄養調査が始まって以来の、

初めての減少でした。

さらに、2016年は、

糖尿病予備群は、 約 1千万人で、

2012年から、 約 百万人の減少で、

前回と同様の傾向です。


冷静に考えて、糖尿病の増加の勢いが、

弱まったことになります。


実は、 ずっと増え続けいた、

炭水化物への摂取での比率が、

2千8年から、 2千十年にかけて、

60・4 % 、 から、

59・4 % 、 に減っています。


2千十年から、 2千12年にかけては、

59・4 % 、 から、

59・2 % 、 に減っています。


2012年から、 2015年にかけて、さらに

59・2 % 、から、

58・4 % 、 に減っています。


そして、ずっと、 減少傾向だった、

脂質 、への、摂取での比率が、

2008年から、 2010年にかけて、

24・9 % 、から、

25・9 % 、 に増えているのです。


さらに、 2010年→2012年→2015年と、 25.9→ 26.2→ 26.9 % ❗ 、

と、 増えています


slide2.jpg


そして、これを受けて、

20007年から2012年にかけて、

糖尿病の増加が急減して、

糖尿病予備群は、

220万人も、減少しているのです。


2012年から、 2016年も、

糖尿病は、 増加していますが、

歯止めがかかっていて、

予備群も、

前回の調査に続いて、 減少 ❗ 、です。


保健所や、一般の、医師・栄養士の、

食事指導は、

旧態依然たる、 日本糖尿病学会の推奨で、

唯一無二の、 カロリー制限食 、で、

数十年来を、 不変ですので、 今更、

この影響は、無い、 と思います。


なお、 2000年~2015年まで、

日本の人口は、

1億2700万~1億2800万位で、

大きな変化は、ありません。

そして、この間に、高齢化は、

どんどん進んでいるので、

普通に考えると、

高齢者に多い病である、糖尿病は、

より、増加し易い状況だった、

と、言えます。

それに、歯止めがかかった ❗ 、

というわけです。


<日本の総人口の変遷>

平成12(2000) 126926人

平成17(2005)127768

18 127901

19 128033

20 128084

21 128032

22 128057

23 127799

24 127515

25 127298

26 127038

平成27(2015) 127095人


こうなると、

炭水化物への摂取が減って、

脂質 、への、摂取が増えて、

糖尿病の激増に、 歯止めがかかった ❗ 、

という、 事実は、

糖質制限食の影響の可能性が、

ありえますね。(^^) 


☆☆☆

国民健康・栄養調査|厚生労働省

       

エネルギー  脂肪エネルギー比率  

炭水化物エネルギー比率

2010年   1849kcal           25.9%           59.4%

2011     1840            26.2            59.2

2012     1874            26.2            59.2

2013     1873            26.2            58.9

2014    1863             26.3           59.0

2015    1889             26.9            58.4 。


☆ 最近は, A1c 、 という、

表記を目にします。


HbA1c 、 と、 A1C 、 とは、

違う物なのでしょうか。


これまで、 日本の臨床で測定されていた、

「 HbA1c 」、 は、

わが国で標準化された方法で、

測定されたものです。


これに対して, 「 A1C 」 、 は、

米国ほか,多くの国々で採用されている、

NGSP 法 、 で測定された、

値を表記したものです。


今後は,当面,両者を併記いたしますが,

将来的には、 日本も、世界に合わせて,

表記法として、 『 HbA1c 』、ではなく,

「 A1C 」 、 または、

「 HbA1c ( NGSP )」 、

を用いるようになります。


ただし, 実際には、

測定法が変わるわけではなく,

従来どおり、 JDS 法 、 で測定して,

得られた、 JDS 値 ( HbA1c ) 、

を、 換算式により,

A1C ( NGSP ) 、 値に変換し,

その値を記録し,報告することになります。


たとえば, これまで、

血糖コントロールの指標で、

「 優 」 、 は、

「 HbA1c ; 5・8 % 、 未満 」 、

と、 なっていました。


これは、 新たな表記では、

「 A1C 、 または、 HbA1c

( NGSP ) ; 6・2 % 、 未満 」 、

に相当します。


日本と米国では、 同じ検体を測定しても,

約 0・4 ポイント、 の開きがあった。


なぜ, 日本と米国では、

違う測定法を採用しているのでしょうか。

日本は, いち早くに、

測定の標準化に取り組みました。

1993年には、 HbA1c 、

の、 標準物質 ( ロット 1 ) 、

を作製し, 全国の主要な施設に配布し,

その標準物質を用いて、

測定機器を調整し,

測定することになりました。


現在は, 用いられている標準物質は、

『 ロット 4 』 、になりますが,

ロットが、 2,3,4 、と変わる際には,

前の標準物質に合わせるように、

調整を行ってきたため, 現在も、

ロット 1 、 と同じ値がでるように、

調整されているのです。


こうして測定された、 HbA1c 、は、

JDS値 、 と呼ばれ,

日本の臨床で使われています。


一方で, 米国では,

大規模臨床試験

DCCT 研究 、 を実施する際に,

各施設で測定する、 HbA1c 、

を標準化するために,

標準物質を作製し、配布しました。


そして、 NGSP 、が、

その精度を認証し,

認証された施設だけが、

DCCT 研究 、 への参加を許された,

というのが、 始まりです。


現在では, 世界で、 ほとんどの国が、

この、 NGSP 法 、 を採用しています。

ただし, スウェーデンでは、

独自の測定系をもっています。


HbA1c 、が、 何を測定しているか、

を説明したい、 と、 思います。


血潮の中の、 赤血球の中に、沢山で、

ある、 『 ヘモグロビン 』、 は,

A0 , A1 , A2 , F 、で、

組成されています。


このうちの、 A1 、は,

α鎖, β鎖に結合した、 糖の種類によって、

さらに、 分画されます。


β鎖N末端の、 アミノ酸、 な、

『 バリン 』、 に、

グルコースが結合したものが、

HbA1c 、 です。


これを、 高速液体クロマトグラフィで、

測定し, ヘモグロビン 、 に対する、

HbA1c 、 の割合を算出し,

『 糖化 ヘモグロビン 』、へ宛てて、成る、 指標として用いています。


正常成人では、 HbA1c 、は、

4・3 ~ 5・8 % 、 位ですが,

『 高血糖 状態 』、が、慢性的になると,

このヘモグロビンの糖化が進み,

HbA1c 、の割合が高くなります。


JDS法も、 NGSP法も,

測定の原理・定義は、 全く、変わりません。


ですから, 当初は、 JDS法による、

測定値と, NGSP法による測定値、

とが、 それほど乖離している、

とは、 考えていませんでした。


しかし, 実際には, それぞれ、

HbA1c 、 以外の、

コンポーネントも、 同時に、

測定してしまっており,

同じ検体を測定すると,

NGSP法では、 JDS法より、

0・4 ポイント 、 を、

高い値を示す事が、わかってきました。


「 0・4 ポイントの差 」、は、

臨床において, 非常に大きい、 差です。


論文や学会発表の際にも,

HbA1c 、 の値を見て,

想定する患者像が異なる、

という、事態が生じてしまうのですから。


この、「 差 」 、 に、 気がつくまでは,

「 日本は、 管理がよいから、

6・5 % 、を、 基準に、

患者の管理をしているが,

米国では、 BMI 、が、高い、

人も、 多く, 管理が難しいから、

7・0 % 、 で、

管理しているのだろう 」 、

と、 思っていたんです。


標準化されていないと,

世界で共通のプロトコールで、

臨床試験を行う際にも,

日本と諸外国では、

すべての基準が変わってきてしまう、

ということも、 大きな問題です。