三石分子栄養学➕藤川院長系; 代謝医学❗; ドクター江部; 糖タンパク質 、など❗。 解放を急ぐべき、 シナによる、 桜木琢磨市議ら 実質 拉致事件ら❗
☆ どんなに、 素晴らしい、薬らも、
手術ら、なども、
人々の命と健康性とを成し続ける、
のに、 必要な、
あるべき、 代謝ら、 の、
全体へ対して、
その、 数 % 、 以内のものら、
を、 復活し得たり、
それらに類する、代謝ら、を、
あらためて、 成したり、する、
事において、
その、 甲斐を成す、 物らでしかなく、
あるべき、 代謝ら、の、
より、 全体性を成し続けるべき、
日頃からの、
合体しては、 代謝らの各々を直に成す、
代謝員同士でもある、
タンパク質、らに、 ビタミン、らや、
ミネラル、らへの、摂取ら、において、
より、 漏れら、を、成さない、
ようにし続ける、事ほどの、
決定的な重要性の度合いを、
それ自らに帯びてある、
ものら、では、ない❗ 。
☆ 自らの体が、 肝臓 、などで、
『 ブドウ糖 』 、ではない、
タンパク質、らの各々への構成材な、
『 アミノ酸 』、 などから、
『 ブドウ糖 』、 を作り出す、
『 糖 新生 』 、 な、 代謝ら、
などを、 より、 成せない、
代謝系ら、での、 異常性や、
そうした、 代謝系らを成す、
のに、 必要な、
タンパク質から成る、
『 遺伝子 』 、らでの異常性 、があって、
その体の外部から、
『 ブドウ糖 』、 などの、
『 糖質 』、らを、 飲み食いなどして、
摂取し続けるべき、
その、 あり得る、
命と健康性とを成し続ける、
事へ向けた、 必要性のある、
人々おいてでさえ、
その、 必要な分ら、を、超えての、
糖質への摂取ら、は、
その健康性を成し続ける上で、
必要な、 あるべき、 代謝ら、を、
より、 未然にも、 阻害したり、
どんなに、 健康な人々の体においても、
毎日に、 数百個 ❗ 、 以上が、
必ず、 作り出される、
と、 専門家らに、 観られている、
『 ガン 細胞 』、 たち、 への、
唯一に、 主な、 栄養分として、
『 ブドウ糖 』、 が、
機能してしまう事により、
『 ガン 細胞 』、 たちを、
より、 余計に、 複製させて、
増やす向きへ、
余計な、 圧力らをかけてしまったり、
する、事などから、
その、 あり得る、 健康性の度合いを、
より、 減らされてしまう、 事では、
より、 代謝系ら、 などに、
異常性の無い、 より、 通例性のある、
人々、 と、 変わりが、なく、
自らの、 体内で、 自前で、
ブドウ糖 、ではない、 物ら、から、
ブドウ糖 、らを作り出す、
代謝らを成し得る、人々においては、
そのように、 あれば、 ある程に、
その体の外部から、 摂取すべき、
『 糖質 』 、の度合いは、
より、 小さく、 ある❗。
☆ 糖尿病歴 ; 27年、
カナダの食いしん坊さん。
11歳頃から、 糖尿病。MODY。
2019/ 7/23 15:29 6 -
【 19/ 7/23 ; カナダの食いしん坊 ;
初めまして、 江部先生、 いつも、
先生のブログで勉強させて頂いております。
私は、38歳、女性、カナダ在住、
糖尿病歴 27年 ( 学校の検査で発覚 )、
糖質制限歴 ; 4年になります。
健康人の主人が、 健康を目的で始めた、
『 ケトン体ダイエット 』、をきっかけに、
私も、 糖質制限を始めました。
始めて半年で、インスリン注射を止め、
飲み薬のみに。
糖質たっぷりの食事時のみ、Humalog 、
を打つようにしています。
3年ほど前に、医師から、
こんなに、病歴が長いのに、
2型糖尿病であるのが、 不思議だ、
と、 言われ、
そして、 私の家族の糖尿病歴
( 私の母、 母の母も、 糖尿病 ) 、で、
MODDY 、 の検査を受けてみないか、
と言われ、 受ける事になりました。
カナダは、医療費が、タダなので、
こう言った検査を、 無料で、
受ける事ができました。
結果は、 100 % 、で、
MODDY 、 とは、 出なかったのですが、
染色体での異常が、見つかり、
ほぼ、 間違いないだろう、
と言う事でした。
それ以来、 飲み薬は、
Metformin ;
5百 mg ✖ 4 / day ,
Gliclazide ;
60 mg ✖ 2 / day ,
Trajenta ;
5 mg ✖ 1 / day 、
を飲んでいます。
最初のうちは、 自分で、
血糖を測りながら、
Trajenta 、 以外の薬の量を減らしたり、
と、 調節していました。
その当時の、 A1c
≒ 『 糖化 タンパク質 』 、
≒ 赤血球、の中に、 沢山に、ある、
鉄分、 と、 タンパク質 、から成る、
『 ヘモグロビン 』 、 へ、
最大で、 4個まで 、
『 ブドウ糖 』 、 が、 くっ付いて成る、
『 グリコ・ヘモグロビン 』 、
は、 6% 、 でした。
去年の9月に、旅行先で、
糖質をどか食いをし、
それ以来、1日の血糖値が高いままで、
あまり、 下がることは、なく、
特に、 空腹な時の、 早朝の血糖値が、
126 、から、 2百 ❗ 、で、
朝が高いと、 昼食こ前も、高く、
夕方になると、 さらに上がって、
144 、 から、 160 、 となります。
それ以前も、 チートデイとして、たまに、
糖質がたっぷりの食事をすることは、
あったのですが、 1-2週間で、
血糖値は、 落ち着きました。
ですが、 今回ばかりは、
そうはいきませんでした。
医師にも相談したのですが、 私の、
A1c 、が、 他の患者さんのと比べても、
良いので、
心配しすぎだから、様子をみましょう、
と、 言わます。
4ヶ月前の検査で、 7 % 、 でした。
週に、 5日は、
軽い有酸素運動 ; 50 分 、 最近は、
ピラティスに、 週に、 3回、を、
通い始めましたが、
血糖値は、一向に、
改善することは、ありません。
食事は、 朝と昼のみ。
夜は、 週末以外は、 食べません。
糖質制限をする前は、 全く、
糖尿病と向き合ってきませんでした。
きっと、 私の体は、ボロボロなんだ、
と、 思います。
私の母は、去年、亡くなりました。
11年前に、 乳がんを発症し、
入退院を繰り返しながら、
生活していました。
亡くなる、4年前から、人工透析を始め、
亡くなる、 1年ほど前から、
両足の指が、 壊死 エシ 、し始め、
最期まで、 病気で苦しみながら、
亡くなりました。
あんな母の姿を見てきたので、
あんな風な死に方は、 嫌だ、
と、 思っています。
このまま、 主治医の言うように、
様子を見る、 で、 良いような、
気がしません。
もう、自分で、
インスリン 、 を出せないのではないか、
と、 思っています。
ここは、 諦めて、
インスリン注射の生活に戻した方が、
良いのでしょうか?
勿論、この先も、
糖質制限は続けていきます。
すみません、長々となってしまって。
先生、お忙しいとは思いますが、どうか、
アドバイスをお願いします 】。
☆ ドクター江部❗ ;
こんにちは。
カナダの食いしん坊さんから、
コメント・質問を頂きました。
小学校、の、5年生か、 6年生で、
糖尿病を発症ですから、
2型糖尿病としては、かなり早いです。
MODY(☆)、 とは、
聞き慣れない病名ですが、
遺伝的な素因があって発症し、
糖尿病の全体の、 1 ~ 3 % 、 程度、
と、 推定されていますが、
日本人における頻度は、 不明です。
① メトホルミン( 500 )
4錠 / 日 。
② グリクラジド ( 60 )
2錠 / 日 ⇒ SU剤 。
③ トラゼンタ ( 5 )
1錠 / 日 、
を内服しておられます。
② グリクラジド 、 は、
SU剤なので、 中止したほうが良い、
と、 思います。
SU剤は、 膵臓のβ ベータ 細胞に、
負担をかけ、 障害を与える、
可能性があるし、
『 低血糖を起こす 』、
リスクも、あります。
①と③と、 スーパー糖質制限食だけで、
HbA1c
≒ エイチ・ビー・エー・ワン・シー 、
≒ 『 糖化 タンパク質 』 、
が、 6・9 % 、 以下なら、
合併症、への、 リスクは、
ほとんど、ない、 と、 されています。
一方で、 早朝の、 空腹な時の、
血糖値が、
「 126 、から、 2百 mg / dl 」 、
と、 高値なのですが、
百30 mg / dl 、 未満が、
コントロール目標です。
早朝空腹時血糖値を下げるためには、
『 SGLT 2 阻害薬 』 、への、
内服が良い、 と、 思います。
尿の中に、 『 ブドウ糖 』 、
を排泄する薬です。
一日に、 数十グラムの、
『 ブドウ糖 』 、 を排泄するので、
早朝空腹時血糖値も、
かなり、 下がる、
可能性があります。
副作用への予防のためには、
脱水、への、 注意で、
水をしっかりと飲むことと、
尿路感染症、への、 注意が必要です❗。
私も、 糖尿病な患者さんに、
『 SGLT 2 阻害薬 』、 を、
結構と、 沢山を処方していますが、
今のところは、 副作用は、
ほとんど、 経験していませんので、
なかなかに、 良い薬 ❗ 、
と、 思います。
『 SGLT 2 阻害剤 』、 には、
心臓への保護作用、と、
2つある、腎臓たちへの保護作用がある、
と、 されています。
MODY 、 に関しても、 治療法は、
一般の糖尿病と同じです。
< スーパー糖質制限食 ➕ メトホルミン
➕ トラゼンタ ➕ SGLT 2 阻害薬 >
、 による治療で、
インスリン 、の注射、を、 無しで、
長期に渡り、 血糖コントロール良好 、
を保てる、 可能性が、高いです。
4ヶ月前の検査で、 A1c ;
7 % 、 なので、
自分自身の、 インスリン 、の分泌能は、
かなり、残っている、と、思われます。
念のために、 血液への検査で、
血清インスリン値も、
測定しておきましょう。
糖尿病との合併症として、
「 透析 」 、「 切断 」 、 「 失明 」 、
などがあります。
眼科で、 定期的に、 眼底への検査は、
しておきましょう。
循環器科で、 頸動脈エコー検査や、
心臓への検査も、しておきましょう。
腎機能への検査としては、
【 その体の、 タンパク質、らの、
あり得ようら、を反映する 】 、
尿素窒素、や、 『 クレアチニン 』 、
がありますが、
『 血清 シスタチン C 』 、 が、
最も信頼できる腎機能への検査なので、
検査しましょう。
足背動脈は、 足の甲の動脈で、
自分でも、触れることができます。
しっかりと、 触れるか、 どうかを、
自分で確認しましょう❗ 。
足背動脈の触知が弱ければ、
下肢の血流障害が懸念されます。
結論です。
< メトホルミン ➕ トラゼンタ
➕ SGLT 2 阻害薬 > 、
を、 内服しつつ、
スーパー糖質制限食を、 美味しく、
楽しく、 末永く、 実践されて、
血糖コントロール良好 、
を維持して頂ければ、 幸いです。
脂質への摂取の比率が増えて、
糖尿病の増加が縮小し、
糖尿病予備軍は、 減少 ❗ 。
2019/ 7/26 18:13 6 -
【 19/ 7/24 ; 西村典彦
久山町研究について、 改めて、
久山町研究のサイトを見てみました。
http://www.hisayama.med.kyushu-u.ac.jp/column/index.html
上記のコラムに、
糖尿病の有病率についての、
コメントがありますが、 このコラムでは、
動物性脂肪への摂取が、
糖尿病の増加の原因である、
と、 結論づけています。
高糖質については、
触れられていませんが、
研究者に、 糖質 ; 60 % 、 前後の、
摂取が、 高糖質 ❗ 、 と言う、
認識がないのでしょうか。
また、 動物性脂肪への摂取が、
糖尿病の増加につながる、 と言う、
解釈は、 正しいのでしょうか 】。
こんにちは。
西村典彦さんから、
久山町研究の情報をコメント頂きました。
確かに、 久山町研究のサイトでは、
総じての、 脂質、 への摂取量の増加や、
動物性の脂質、への、 過剰な摂取は、
糖尿病の発症への危険因子、
という、 仮説が、提唱されていますが、
如何なものでしょう。
久山町研究のサイトの仮説に、
反論するために、
日本全体の三大栄養素への、
摂取らので比率の推移と、
糖尿病有病数や、予備軍有病率の推移を、
検討してみました。
すると
脂質への摂取らでの比率が増えて、
炭水化物への摂取らでの比率が減少して、
糖尿病の増加数が急減し、
糖尿病予備軍数は、 減少していました。
☆ 厚生労働省 、 は、 毎年に、
国民健康・栄養調査を実施しています。
その中で、 4 ~ 5年に、 1回、を、
糖尿病有病数を集計しています。
今回の、 2千16年の、
『 糖尿病 有病数 』 、 は、
2千12年に比し、
約 50万人の増加で、
前回と、 同じぐらいです。
2017年9月21日に、 厚生労働省が、
発表した。
slide3.jpg
1990年:560万人
1997年:690万人(130万人増加)
2002年:740万人(50万人増加)
2007年:890万人(5年間で150万人増加)
2012年:950万人(5年間で60万人増加)
2016年:1000万人(4年間で50万人増加)
これで見ると、2002年→2007年の増加数が、
半端じゃないですね。
2007年→2012年の増加は、60万人で
1997年→2002年の増加、50万人と、
似たようなもので、
2002年→2007年の増加、150万人に比し、
かなり少ないです。
2012年→2016年の増加、4年間で、
50万人は、 前回と同じくらいです。
糖尿病予備軍は、2012年に、
約1100万人で、
2007年から、 約220万人減少で、
国民健康・栄養調査が始まって以来の、
初めての減少でした。
さらに、2016年は、
糖尿病予備群は、 約 1千万人で、
2012年から、 約 百万人の減少で、
前回と同様の傾向です。
冷静に考えて、糖尿病の増加の勢いが、
弱まったことになります。
実は、 ずっと増え続けいた、
炭水化物への摂取での比率が、
2千8年から、 2千十年にかけて、
60・4 % 、 から、
59・4 % 、 に減っています。
2千十年から、 2千12年にかけては、
59・4 % 、 から、
59・2 % 、 に減っています。
2012年から、 2015年にかけて、さらに
59・2 % 、から、
58・4 % 、 に減っています。
そして、ずっと、 減少傾向だった、
脂質 、への、摂取での比率が、
2008年から、 2010年にかけて、
24・9 % 、から、
25・9 % 、 に増えているのです。
さらに、 2010年→2012年→2015年と、 25.9→ 26.2→ 26.9 % ❗ 、
と、 増えています
slide2.jpg
そして、これを受けて、
20007年から2012年にかけて、
糖尿病の増加が急減して、
糖尿病予備群は、
220万人も、減少しているのです。
2012年から、 2016年も、
糖尿病は、 増加していますが、
歯止めがかかっていて、
予備群も、
前回の調査に続いて、 減少 ❗ 、です。
保健所や、一般の、医師・栄養士の、
食事指導は、
旧態依然たる、 日本糖尿病学会の推奨で、
唯一無二の、 カロリー制限食 、で、
数十年来を、 不変ですので、 今更、
この影響は、無い、 と思います。
なお、 2000年~2015年まで、
日本の人口は、
1億2700万~1億2800万位で、
大きな変化は、ありません。
そして、この間に、高齢化は、
どんどん進んでいるので、
普通に考えると、
高齢者に多い病である、糖尿病は、
より、増加し易い状況だった、
と、言えます。
それに、歯止めがかかった ❗ 、
というわけです。
<日本の総人口の変遷>
平成12(2000) 126926人
平成17(2005)127768
18 127901
19 128033
20 128084
21 128032
22 128057
23 127799
24 127515
25 127298
26 127038
平成27(2015) 127095人
こうなると、
炭水化物への摂取が減って、
脂質 、への、摂取が増えて、
糖尿病の激増に、 歯止めがかかった ❗ 、
という、 事実は、
糖質制限食の影響の可能性が、
ありえますね。(^^)
☆☆☆
国民健康・栄養調査|厚生労働省
エネルギー 脂肪エネルギー比率
炭水化物エネルギー比率
2010年 1849kcal 25.9% 59.4%
2011 1840 26.2 59.2
2012 1874 26.2 59.2
2013 1873 26.2 58.9
2014 1863 26.3 59.0
2015 1889 26.9 58.4 。
☆ 最近は, A1c 、 という、
表記を目にします。
HbA1c 、 と、 A1C 、 とは、
違う物なのでしょうか。
これまで、 日本の臨床で測定されていた、
「 HbA1c 」、 は、
わが国で標準化された方法で、
測定されたものです。
これに対して, 「 A1C 」 、 は、
米国ほか,多くの国々で採用されている、
NGSP 法 、 で測定された、
値を表記したものです。
今後は,当面,両者を併記いたしますが,
将来的には、 日本も、世界に合わせて,
表記法として、 『 HbA1c 』、ではなく,
「 A1C 」 、 または、
「 HbA1c ( NGSP )」 、
を用いるようになります。
ただし, 実際には、
測定法が変わるわけではなく,
従来どおり、 JDS 法 、 で測定して,
得られた、 JDS 値 ( HbA1c ) 、
を、 換算式により,
A1C ( NGSP ) 、 値に変換し,
その値を記録し,報告することになります。
たとえば, これまで、
血糖コントロールの指標で、
「 優 」 、 は、
「 HbA1c ; 5・8 % 、 未満 」 、
と、 なっていました。
これは、 新たな表記では、
「 A1C 、 または、 HbA1c
( NGSP ) ; 6・2 % 、 未満 」 、
に相当します。
日本と米国では、 同じ検体を測定しても,
約 0・4 ポイント、 の開きがあった。
なぜ, 日本と米国では、
違う測定法を採用しているのでしょうか。
日本は, いち早くに、
測定の標準化に取り組みました。
1993年には、 HbA1c 、
の、 標準物質 ( ロット 1 ) 、
を作製し, 全国の主要な施設に配布し,
その標準物質を用いて、
測定機器を調整し,
測定することになりました。
現在は, 用いられている標準物質は、
『 ロット 4 』 、になりますが,
ロットが、 2,3,4 、と変わる際には,
前の標準物質に合わせるように、
調整を行ってきたため, 現在も、
ロット 1 、 と同じ値がでるように、
調整されているのです。
こうして測定された、 HbA1c 、は、
JDS値 、 と呼ばれ,
日本の臨床で使われています。
一方で, 米国では,
大規模臨床試験
DCCT 研究 、 を実施する際に,
各施設で測定する、 HbA1c 、
を標準化するために,
標準物質を作製し、配布しました。
そして、 NGSP 、が、
その精度を認証し,
認証された施設だけが、
DCCT 研究 、 への参加を許された,
というのが、 始まりです。
現在では, 世界で、 ほとんどの国が、
この、 NGSP 法 、 を採用しています。
ただし, スウェーデンでは、
独自の測定系をもっています。
HbA1c 、が、 何を測定しているか、
を説明したい、 と、 思います。
血潮の中の、 赤血球の中に、沢山で、
ある、 『 ヘモグロビン 』、 は,
A0 , A1 , A2 , F 、で、
組成されています。
このうちの、 A1 、は,
α鎖, β鎖に結合した、 糖の種類によって、
さらに、 分画されます。
β鎖N末端の、 アミノ酸、 な、
『 バリン 』、 に、
グルコースが結合したものが、
HbA1c 、 です。
これを、 高速液体クロマトグラフィで、
測定し, ヘモグロビン 、 に対する、
HbA1c 、 の割合を算出し,
『 糖化 ヘモグロビン 』、へ宛てて、成る、 指標として用いています。
正常成人では、 HbA1c 、は、
4・3 ~ 5・8 % 、 位ですが,
『 高血糖 状態 』、が、慢性的になると,
このヘモグロビンの糖化が進み,
HbA1c 、の割合が高くなります。
JDS法も、 NGSP法も,
測定の原理・定義は、 全く、変わりません。
ですから, 当初は、 JDS法による、
測定値と, NGSP法による測定値、
とが、 それほど乖離している、
とは、 考えていませんでした。
しかし, 実際には, それぞれ、
HbA1c 、 以外の、
コンポーネントも、 同時に、
測定してしまっており,
同じ検体を測定すると,
NGSP法では、 JDS法より、
0・4 ポイント 、 を、
高い値を示す事が、わかってきました。
「 0・4 ポイントの差 」、は、
臨床において, 非常に大きい、 差です。
論文や学会発表の際にも,
HbA1c 、 の値を見て,
想定する患者像が異なる、
という、事態が生じてしまうのですから。
この、「 差 」 、 に、 気がつくまでは,
「 日本は、 管理がよいから、
6・5 % 、を、 基準に、
患者の管理をしているが,
米国では、 BMI 、が、高い、
人も、 多く, 管理が難しいから、
7・0 % 、 で、
管理しているのだろう 」 、
と、 思っていたんです。
標準化されていないと,
世界で共通のプロトコールで、
臨床試験を行う際にも,
日本と諸外国では、
すべての基準が変わってきてしまう、
ということも、 大きな問題です。
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