太る， ということは、

脂肪量が増すことを意味しますが、

この脂肪にも、 いくつかの種類がある、

ことをご存知ですか？

■皮下脂肪 、 ■内臓脂肪 、

■異所性脂肪 、

の、 ３種類が、 あります。

脂肪細胞は、 エネルギーを溜め込む、

組織として知られていますが、

それだけではなく

体の調節機能に関わる、

生理活性物質を分泌している、

大変に重要な、 内分泌組織 、なのです。

脂肪細胞が分泌する、 生理活性物質を、

アディポサイトカイン 、と、いいます。

☆ アディポサイトカイン 、 には、

大きく分けて、 正と負の、

２つの相反する働きらが、あります。

*アディポネクチン、 レプチン ;

（ 糖の代謝の向上、 動脈の硬化への抑制、

抗炎症、 食欲を抑えること、 などを促す ） 。

*TNF-α、 PAI-1

（ 高血圧、 高血糖、 脂質異常、

炎症、 血栓の合成 、 などを促す ） 。

この２つには、 面白い関係性があり、

どちらも、 同じ脂肪細胞から、

分泌されているのですが、

標準的な脂肪量であれば、

正の、 アディポサイトカイン

（ アディポネクチン、 レプチン ） 、が、

バランスよく分泌され、

脂肪の蓄積量が多くなると、

分泌量が、 減ってしまいます。

それに変わって、 増えてくるのが、

負の、 アディポサイトカイン

（ TNF-α、 PAI-1 ） 、 です。

その結果にて、 脂肪の蓄積量が、

過剰になりすぎると、

糖尿病や、 高血圧、高脂血症、 動脈硬化、

心筋・脳梗塞、 ガン 、 などを、

引き起こしやすくなってしまうのです。

このような仕組みがあることから、

脂肪は、 多すぎても、少なすぎても、

問題があり、 小太りぐらいが、

丁度いい、 ということが、

よく、理解できる、 と思います。

ただ、同じ肥満者でも、

・どこにも異常の見られない、

健康レベルの高い方 、 と、

・糖尿病や、高血圧を併発しているような、

健康レベルの低い方 、 との、

２パターンを見ることがある、 と思います。

この差は、

皮下脂肪より、 内臓脂肪の割合が多い、

ことが、 あげられます。

負のアディポサイトカインは、

皮下脂肪より、 内臓脂肪の方が、

活性が高いために、

代謝異常を引き起こしやすくなります。

だから、 特に、 内臓脂肪の蓄積増加が、

注意され、 メタボ検診などの指導が、

盛んに行われているのですね。

また、 負のアディポサイトカイン 、

を、 過剰にし、 悪循環化させる、

要因は、 炎症 、です。

負のアディポサイトカイン分泌→

炎症→ さらに、

負のアディポサイトカイン分泌増大→

さらに、 炎症が拡大・・ら

という具合です。

もう１つの要因は、

異所性脂肪 、 の存在です。

異所性脂肪は、 皮下脂肪でも、内臓脂肪でもなく、

第３の脂肪として、 別に存在しています。

通常の脂肪細胞の働き

（ エネルギーの貯蔵や、

生理活性物質らの分泌 ） 、は、

示さず、

蓄積した組織の正常な働きを阻害する、

ことから、 毒性の脂肪 、

とも、 呼ばれています。

異所性 脂肪 、は、

内臓脂肪が過剰になった際に起こる、

炎症によって、

壊された脂肪細胞が、 各組織に、

蓄積する、 ことにより、

形成されてしまいます。

このことから、

内臓脂肪の割合が多い →

負のアディポサイトカインの分泌過多

＆ 異所性脂肪の蓄積促進 ↓

メタボ

（ 代謝異常 ） 、 を生じやすい、

という、 流れが出来てしまい、

これらを、さらに、

悪循環・慢性化させてしまうのが、

　『　炎症　』 、 なのです。

一般的なメタボ対策には、

■運動 、 ■食生活の改善 、 ■禁煙 、

■薬物でのコントロール 、

などが、 言われていますが、

炎症や異所性脂肪の存在を考えると、

それだけでは、 対策不足です。

根っこの問題となる、

炎症への対応を強化することが、

進められています。

◎ 炎症を引き起こす要因への対応 ;

・食べ物の改善 ;

脂肪細胞を増大させる食品としては、

糖質・脂質への過剰な摂取が、上げられます。

特に、 糖質への過剰な摂取は、

問題視されており、

中でも、 吸収しやすい糖

（ ジュースや、 菓子パン、 スナック ） 、

の形での、 摂取には、 注意しましょう。

・免疫バランスの調整

（ 腸内環境の正常化 ） ;

炎症を引き起こす、 要因らの一つに、

免疫での異常 、が、 言われています。

そのために、 免疫の 、 ７割を担う、

と、 いわれる、 腸内の環境の改善が、

重要になってきます。

腸の粘膜の正常化 、 には、

良質タンパク、 ビタミン Ａ、

レシチン 、 を強化し、

腸内の細菌たち、への調整には、

水溶性の食物繊維、 乳酸菌、

オリゴ糖 、 などを取り入れていく、

事が、 大切です。

◎ 起こった炎症への対応 ;

炎症 、 を断ち切るためには、

抗酸化作用のある、 ビタミン Ｃ 、 Ｅ 、

補酵素 ホコウソ 、 キュー・テン 、 である、

コエンザイム Ｑ １０ 、

植物 ポリフェノール、 カロチノイド 、 に、

炎症性 サイトカイン 、への調整に働く、

ＥＰＡ 、や、

γ ガンマ -リノレン酸 、

などが、 必要です。

☆ メタボ 、への検診では、 炎症や、

異所性 脂肪 、 についての診断は、 無い 。

メタボ 、が、 代謝異常を生じる、

疾患群であることから、

代謝の正常化に必要な、 栄養素である、

ヒト・フード

（ 良質タンパク、 ビタミン Ｂ群、 Ｃ ） 、

が、 大事だ、 ということも、 分かります。

メタボの問題を抱えている方も、

そうでない方も、 今後の対策や予防に、

“炎症対策” 、

を、 取り入れていかれる事をお勧めします。

さらに、今後は、炎症に加えて、

免疫バランス、 腸内細菌などの、

係わり合いも出てくることが、

予想されます

（厚生労働省　メタボリックシンドローム）

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/metabo02/index.htm

マスクをしている人増えましたよね。

アレルギーもそうですが、

ウイルス感染も増えています。

こんな時期の対策はら

糖 タンパク 、 な、 インターフェロンの合成 ❗ 。

でも、 薬ではないのですよ！

インターフェロンは、

自分の体内でも、作れるのです❗ 。

インターフェロンは、

ウイルス干渉因子 、と、 いわれています。

ウイルス 、は、 細胞は、もっていませんが、

ＤＮＡ 、か、 ＲＮＡ 、 は、 持っています。

その、 ＤＮＡ 、等の情報らをもとに、

他の生物の細胞をのっとって、 増殖して、

その代々を保っています。

そのために、 ワタシたちの細胞も、

ウイルス 、への宿主として狙われ、

感染・発症すると、 色々な症状らが、 出ます。

ということは、

細胞を乗っ取られなければ、

ウイルスに感染することも、無いですよね。

ここで役立つのが、

インタフェロン 、 なんです。

インターフェロンは、 細胞に、

ウイルスが侵入してきた際に、

細胞自体が発する、 ＳＯＳ 警告 、な、

連絡係のようなものです。

この警告が、 隣接する細胞たちに伝わることで、

細胞らは、 ウイルスを防御する体勢を整え、

免疫細胞 、 たちは、 活性化し、

ウイルス 、への退治に向かいます。

それによって、 ウイルスの増殖を食い止め、

感染・発症を防ぎ得る、

ということなのです。

という事は、

インタフェロンが、きちんと合成できていれば、

ウイルス 、には、 感染しないのです。

Ｃ型肝炎の主たち、 が、

インターフェロンによる治療をされるのは、

肝炎ウイルスの増殖を抑制し、

症状を出さないようにする為なんですよ。

しかし、 治療に使われる、

インターフェロンは、 合成のものなので

副作用が出てしまいます。

その分、

自分の体内で作られる、 インターフェロン 、

らにおいては、 副作用は、 ゼロ！

しっかり、 自分の体内で、作っていきましょう。

☆ インターフェロン 、 は 、

『 糖 タンパク 』 、 です。

それへの合成には、

良質タンパク 、 ビタミン Ａ 、 ビタミン Ｃ 、

が、 必要です。

よく、風邪には、 ビタミン Ｃ 、

と、いいますよね！

これも、 インターフェロン 、らへの、

合成の為なのです。

ウイルスに感染しやすい人は、

インタフェロン 、についての作りが、低下している

＝

タンパク質や、 ビタミン Ａ、 Ｃ、 が、 不足 。

もしくは

これらな、栄養素、らを、 よく消耗している時

（ ストレス時、 疾患時など ） 、 にある、

ということが、考えられます。

帯状疱疹 タイジョウ・ホウシン 、 を繰り返す人は、

ストレスを抱えている人が、多いです。

不足するよりは

少し、余裕をもって、 栄養素らは、

摂取するほうが、

さまざまな状況らに対応できます。

特に、ウイルス感染の流行る時期は

より、強化しましょう