微説 ビゼイ ; 神々の星宿。 数千人以上の日本国民たちを監禁している、シナ
【 日本国民たちは、 自ら進んで、 より早くに、 日本国民たちの足元の地下へ、 避難経路らと、
より快適に住める避難所らとを、 作り拡げてゆく、 公共事業らを成さねば、成らない 】 。
古い作品などの引っ越し保管と改訂など+;
☆ 神々の星宿 ホシュク 。
◇ 沖白帆 オキシラホ 張る夏風よ
青々海 アオアオミ 底に朽ち伏す
船どもが夢・・。
鏡色の宇宙船から、 ある緑色の濃い惑星へ向けて、白っぽい半透明な顆封 ( かぷう:カプセル )
が投下された・・。
文明同士の平和な状況を成り立たせるが為の、
贈り物である。
卵の様な形の宇宙船の中では、
赤み走った模様もある、 標的の惑星へと吸い寄せられてゆく顆封を、画面越しに観ながら、
乗員同士の談笑が続いていた。
『 ・・しかし、 提督。 そろそろ、我々にも、
あの顆封の正体を明かしてくれてもいいんじゃありませんか?
以前の説明じゃ、とても納得できませんよ・・。
あの中に入っているのが、貧乏神だなんて・・ 』 。
何となく、 光沢があり、 金属めいた感じのある、
涼しげな青い布状の物で、 首から足の先までを覆われた隊員が、 考え深そうな、ぱっちりした、大きな目に、 不審の色をたたえながらも、
その岩山のような、ゴツい体格には似合わない、
人懐っこい丸顔を、 提督なる、ノッポの年配紳士へ、 いかにも、親しげに向けると、
茶黒 サグロ い鷲を想わせる風貌の、
彫りの深い提督の鋭い面持ちも、 些 イササ か緩んだようだった。
『 ・・うむ、 貧乏神その物と言ったら、
事実に反する事は、 反するのだが、
強 アナガ ち、 嘘でもないのだ。
あれには、人工的に造り上げた貧乏神が、入っているようなものなのだからな・・ 』 。
ますます、不審の念が膨れてしまった責 セイ で、
茶白い顔の上に、 赤黒い雲の透け陽差しを落とされてしまったような、 面もちの隊員・・。
『 どういう事なのです? 貧乏神と同じ様な働きをする、 僕徒( ボット: ロボット ) でも入っているんですか、あれには・・? 』。
画面上の課封は、どんどん小さく成ってゆく・・。
『 うむ・・、そんな所だ・・。
この惑星の住民らの社会にまじって、
この星の文明の発展速度を、いささか遅くさせるのが、 狙いなのだ・・。
我々の文明に比べ、 科学技術の面で、わずかばかり、 先を行っている分野が多々あるんだが、
それが、 この星の住民と、我々との、対等で平和な関係の構築を、大いに妨げる可能性があるのだ。 我々が、 早く、 彼らに追いつき・・、
やや、彼らの科学技術の水準を上回った時点で、 彼らとの交渉へ入るように、というのが、
地球当局の方針なのだ。
我々からの、この贈り物の活躍によって、 その科学面での発展速度が遅くなり、 その為に、 緊急に、 難病を治療する必要などがある、 この星の一部の住民らには、気の毒だが、
我々としても、いつ追い付けるか、分からない先進文明の星と、いきなり接触して、いいように隷属化されてしまう危険を犯す訳にはいかないし、
我々の社会にも、この星の、特定の分野の知識や技術で、すぐにでも、救われそうな状況にある人たちもいる。
できるだけ早く、彼らとの協力関係を築くためには、やむを得ない処置なのだ・・ 』 。
提督の面もちは、 厳めしさを増している。
『 うーん・・、 本当に巧く行くんでしょうか? どうも腑に落ちないなあ・・。
確かに、文明同士で、 科学技術などの水準が釣り合っている方が、対等な関係を結び易くなるだろうな、とは思いますが・・ 』 。
画面上には、 あの課封が、 その惑星の、 ある地点に、無事に到達し得た、 との、 表示がなされている・・。
『 ・・そうか、 君たちには、 まだ知らせてなかったんだな・・。 あの課封は、 もうすでに、
これまでに何度も、あちこちの惑星らや、惑星間の漂流文明らに対して使われ、 地球の交流圏を広めるのに、大きな成果をあげつつあるのだ。
まあ、 当空母が、本来の主たる任務とは別に、
急遽 キュウキヨ 、 この惑星を源流とする、文明社会の派生物らしきものらを発見しなかったとしたら、 我々が、ここへ来ることもなかった筈だからな・・ 』 。
画面には、 課封から出て、 早速、 その星の社会へ潜入すべく活動を開始した、『 貧乏神 』 な機能を内蔵した僕徒から送信されてきた、 暗号情報らが、翻訳され、 その意味を露 アラワ わにし始めていた・・。
やがて、 貧乏神機能の発ち働きで、 この星の一部地域から、景気が後退し始め、
それにつれて、 各分野の技術的な発展なども、
進捗 シンチョク の度合を弱めてゆく筈だ・・。
『 ・・おや、 このボット ( 僕徒 ) は、
ヒト型の意味の変換も行えるんですね、提督・・。
「 懐かしさ 」 に相当する信号を送ってきています・・。
このボットの機能に類似する機能の宿し主に関わり始めた、 という事らしいですね・・。
提督っ!、 「 ひどい懐かしさ 」 の信号が来ました・・。
我々なる、地球人類に、 余程似た住民たちなんでしょうね・・。 どうしました、提督?
何か、 気がかりな事でも・・ 』 。
『 ・・まずいな、 あのボットは、 人への類似存在に反応して、 「 懐かしさ 」 の信号を発するものではない・・。
貧乏神として、機能を設定し、 それに特化させてあるのだから・・。
「 懐かしさ 」 を発信して寄越した、とすると、
あの星にも、 貧乏神的な物が居る事になる。
しかも、 「 ひどい懐かしさ 」 を発信してきたのなら、 極めて、貧乏神的な者らが、 多数、
あのボットの周辺に検出された事になる・・。
まずいな。 地球へ、この事態を送信して置いた方がよいな・・ 』 。
直ちに、担当乗員が、装置をいじり始めたが、
彼女の顔に当惑の色が浮かび、
そして、 提督へ告げた・・、
『 できません・・。 装置の働きが、 普通ではありません・・。
今まで、こんな事はなかったのに。
あら・・、 どんどん出力が落ちていますわ。
何か、 くたびれて、 働く気力をなくした、
といった感じで・・ 』 。
働きが悪くなり始めたのは、 その装置ばかりではなかった・・。
船内の各部署の乗員らから、 提督へ、 異常事態が伝えられ、
提督は、 その惑星への着陸を決断した・・。
そこ以外には、 どこへも、たどり着けそうにない状態に、 船は、陥って行きつつあった。
それでも、 提督を始め、 乗員は、皆、 整然と、その任務を果たし、 この不測の事態にあっても、
穏やかな談話を絶やさなかった・・、
『 提督・・、 どうやら、 我々は、 貧乏神にとって、 懐かしむべき故郷、といっていい星に関わってしまった、という事らしいですね・・ 』 。
『 うむ・・、 かって、この星から、我々の地球も含めた、 別の社会へ、 貧乏神らしいものらが派遣されたかどうかは、ともかくとして・・、
我々が、激務を離れて、骨休みをするのに丁度良い世界へたどり着いた事は、 間違いなさそうだな。
どうだ、君たちも、 心地良い脱力感というか、
ひどく、のんびりしたい気分にとらわれ始めてはおらんかね・・? 』 。
本場の貧乏神的な存在に対する、 疫鎮
( やくちん: ワクチン ) などを持ち合わせていない、 乗員らは、誰しも、 提督を襲っているのと同じような、 抗 アラガ いようのない、
気怠 ケダル さに浸り始めていた・・。
『 これに因んで、 地球にまで、 この星の貧乏神めいた者らが乗り込んでゆく事になるのかも知れないな 』、 と、 誰かが言うと、
別の誰かが呟 ツブヤ いた、
『 こんな事でも、 文明が終わる事があるのか・・ 』 。
船内の各部署に映ずる、 大小の画面らの中では、
緑したたる惑星が、 ニンマリと、 皮肉な笑みを浮かべた唇のような、 赤いすじ模様を見せており、 それは、そのおどろおどろしい様相を、刻一刻と、濃く鮮やかにして観せながら、 段々、大きく迫って来つつあった。
☆ ネット記事+論弁群+;
☆ 小笠原諸島 西之島で、 噴火を確認 ;
火口周辺警報を発表 ; 気象庁 ; 4月20日 17時50分;
小笠原諸島の西之島で、 4月20日の午後に、
噴火が確認され、
気象庁は、 火口周辺警報を発表し、
火口から、 おおむね、 1.5キロの範囲では、
大きな噴石らに警戒するよう、呼びかけています。
西之島で、 噴火が確認されるのは、
おととし ( 平成27年 ) 11月以来で、
海上保安庁も、 航行警報を発表し、
付近を通る船舶に注意を呼びかけています。
西之島では、 4年前の11月から、
およそ2年にわたって、 活発な噴火活動が続き、
島の大きさは、 もとの島のおよそ12倍に拡大しました。
その後、 おととし11月以降、
噴火は、 観測されず、 気象庁は、
2か月前のことし2月、 火口周辺警報をいったん解除していました。
全文
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170420/k10010955411000.html
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